ビバ熱帯果実 in 油山

2019年春から福岡 油山で熱帯果実を栽培

チャイン (大) 第2号達

 

とある方法で種を入手し、2023年7月末に植えていたら出てきたチャイン(大)の芽達。現時点で2本出てきているが、まだ出てくるかもしれない。「(大)」とはなんぞや、については「<特集>ベトナム ハノイでの食レポ」の中でくどくどしく書いているのでここでの説明は割愛する。

チャイン<2023年8月20日>

第1号は果皮がボコボコ寄りの果実の種からの実生苗に対し、こちらの第2号は果皮がツルツル寄りの果実の種からの実生苗の為、第1号と第2号を交配したりして美味しいチャインを作りたい。楽しみだ。

その後、最初に出ていた2本の芽は枯れ、新たに4本の芽が出た。

チャイン<2023年9月9日。枯れた2本の芽は画像左下。>

チャイン<2023年9月18日>

新たに2つ小さい芽が出てきた。

チャイン<2023年9月24日>

チャイン<2023年10月9日>

6苗とも順調だ。

チャイン<2023年11月26日>

f:id:sato_meats_sato:20240103220400j:image<2024年1月3日>

f:id:sato_meats_sato:20240203235225j:image<2024年2月3日>

f:id:sato_meats_sato:20240224123103j:image<2024年2月24日>

一番小さかった1本がダンゴムシにかじられてしまった。幹の部分がかじられているので復活できるかわからない。

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f:id:sato_meats_sato:20240325081020j:image<2024年3月24日>

 

チャイン (大) 第1号

 

とある方法で種を入手し、2023年3月末に植えていたら出てきたチャイン(大)の芽。「(大)」とはなんぞや、については「<特集>ベトナム ハノイでの食レポ」の中でくどくどしく書いているのでここでの説明は割愛する。

チャイン<2023年6月11日>

チャイン(小)の種も植えているのでそちらも芽を出してくれれば、交配したりして美味しいチャインを作りたい。楽しみだ。 

チャイン<2023年7月16日>

チャイン<2023年8月20日>

チャイン<2023年9月18日>

チャイン<2023年10月9日>

チャイン<2023年11月26日>

f:id:sato_meats_sato:20240103220443j:image<2024年1月3日>

f:id:sato_meats_sato:20240203235119j:image<2024年2月3日>

f:id:sato_meats_sato:20240224123221j:image<2024年2月24日>

f:id:sato_meats_sato:20240325081204j:image<2024年3月24日>

 

アンノナ ジャーニー

 

2023年5月末にWorld Plants Marketさんから購入した アンノナ ジャーニーの実生苗。

アンノナ ジャーニー<2023年6月7日>

アンノナ ジャーニーは原産地ではマニリタやマニリトと呼ばれているようだが、日本語ではマニリタやマニリトと表記されたものがインターネットでは見つからず、アンノナ ジャーニーが一般的なようで、ここでもやむなくアンノナ ジャーニーと表記する。

アンノナ ジャーニーはブラジル、コロンビア、ベネズエラが原産で、渓流沿いの、うっそうとした森林地帯に生えているとのこと。果実の果肉は甘くて心地よい風味があり美味しいそうだ。

耐寒性が不明な為、2023年〜2024年にかけての冬は少し過保護気味に冬越しさせて、徐々に環境に慣らしていこう。

f:id:sato_meats_sato:20230822081904j:image<2023年8月20日>

f:id:sato_meats_sato:20230919004958j:image<2023年9月18日>

f:id:sato_meats_sato:20231012065811j:image<2023年10月9日>

f:id:sato_meats_sato:20231231171032j:image<2023年12月30日>

f:id:sato_meats_sato:20240205084419j:image<2024年2月4日>

葉が全部落ちてしまったが、幹の先の方を切ってみると青々していて生きていた。

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f:id:sato_meats_sato:20240224124036j:image<2024年2月24日>

 

ピトンバ

 

2023年4月初旬にヤフオク! にて購入したピトンバの実生3年苗。

「ピトンバ 中苗 1本のみ!! 」と書いてあったので他の数名とかなり白熱した競り合いになり、最後には普段苗を購入する10倍ぐらい出してようやく落札した訳だが、その後間もなく「再入荷!!」、「ラスト1本!!」と、後から後から苗が出品されているのを見て「なんそれ」と肩を落とした。

後日談になるが、ご出品者様視点では当初1本のみのつもりだったが、あまりの高額落札に、再入荷して2つ目、3つ目、と出品されたようだ。

今回を機に、「匿名取引のヤフオク! では1万ならまだしも、2-3万は絶対に入札しない。2-3万ならいつもお世話になっている信頼ある店舗にお願いして入荷予約する。」と決意した。

到着して2ヶ月、土が入ったプランターの上に鉢のまま置いていたら、根が鉢を抜けてプランターの土に侵入していた。植替えが必要そうだ。

ピトンバ<2023年6月7日>

f:id:sato_meats_sato:20230822082202j:image<2023年8月20日>

f:id:sato_meats_sato:20230919005114j:image<2023年9月18日>

f:id:sato_meats_sato:20231012065849j:image<2023年10月9日>

f:id:sato_meats_sato:20240113212734j:image<2024年1月13日>

f:id:sato_meats_sato:20240224211759j:image<2024年2月18日>

 

シルキーベリー

 

2023年3月末にヤフオク!にて購入したシルキーベリーの苗。

味はミントを思わせる独特なハーブの風味があり甘いようだ。

このシルキーベリーは、白実の銀梅花として国内で出回っているようだが、一般的な銀梅花=Myrtus communisの、痩せっぽちなブルーベリーのような果実とは、色だけではなく雰囲気がだいぶ異なる。銀梅花はガクの部分が目立つが、シルキーベリーはシダーベイチェリーのようにあまり目立たない。

また、味も銀梅花はローリエ風味で渋味が強く、果実がシワがれてようやく渋味が無くなり甘味が出るそうで、そのあたりも異なる。

シルキーベリーの苗を前にして、ミジェンベリーとは全く葉の感じが違うのがようやく分かった。

無駄に枝が伸びているので剪定しよう。

シルキーベリー<2023年4月9日>

4月末から5月初旬にかけての10日間、福岡に帰っている間、自宅バルコニーに残したハーブや熱帯果樹の苗木達への水やりを女子にお願いしたつもりだったが、福岡から戻るとバルコニーの苗木達の様子がおかしく、女子に確認すると「ハーブには水をあげたが苗木達にはあげていない」との事。慌てて苗木達に水やりしたが、どうやら遅かったようで、散々たる状況。シルキーベリーもその内に含まれており、それから1ヶ月水やりをし続けたが、復活しそうにない。

シルキーベリー<2023年6月7日>

ついに枯死を確認。肥料のあげすぎ並に水切れが致命的だと知った。もちろん、水切れにもレベルがあるが、「4月末から5月初旬にかけて10日間水をあげなかった場合」という、絶妙な間の水切れでも枯死に至る怖さを知った。楽しみにしていたので非常に残念。

シルキーベリー<2023年7月8日>

 

<特集> 3種の熱帯果実の冷凍パルプ

 

私が尊敬する、とある熱帯果樹栽培の先輩が書いた熱帯果実の冷凍パルプを食すブログ記事を読み、私も試しに食べてみたいと、カカオ、クプアス、カシューアップルの3種のパルプを4/2に購入した。

amazonでの購入だったため2日後の4/4には到着。

f:id:sato_meats_sato:20230423190829j:image<2023年4月4日。右から準にカカオ、クプアス、カシューアップル。これ(100g)を各種4パックずつで全部で1.2kg。>

到着した日(4/4)には、まずカカオのパルプから試食。

カカオの果肉は食べた事があり、美味しい記憶だった。まずは、パルプをそのまま口に入れてみる。

ふむ。やはり美味しい。カカオの果肉を食べた時は、ラムネのような味で酸味と甘味のバランスがよくて品のある風味がする、と思っていたが、今回マジマジとパルプを味わってみると、あのラムネ感はドリアンのような鼻にジーンとくる感じがあり、甘酸っぱい香りがそれに乗ってそう感じさせたのだろう。今回はラムネ味とは思わなかったが、甘味と酸味のバランスは良い(やや酸味は強いが)。風味というか、クセはマンゴーに似ている気がした。果実を食べるよりはだいぶ水っぽく感じた。

ブラジル人が飲んでるミルクシェイクのような飲み物を作ろうと、冷凍のカカオパルプと、牛乳、コンデンスミルク、きびオリゴをジューサーでミックスした。

f:id:sato_meats_sato:20230423191417j:image<2023年4月4日>

飲むと最高に美味しい。この冷凍パルプはこれが正しい使い道なのだろう、と思った。

次に4/16にクプアスのパルプを食べてみた。こちらはあまり美味しくないという前情報から期待してなかった。まずは、パルプをそのまま口に入れてみる。なんと!ドリアンの風味そのものだ。味としては、甘味が少なく酸味が強い。良いとこが無いドリアンのような感じだ。ドリアンはあのまったり上品な甘味と食感がその魅力だが、その両方がない。

こちらもカカオと同様に、ミルクシェイクのような飲み物を作ろうと、冷凍のクプアスパルプと、牛乳、茶色い砂糖(てんさい糖)をジューサーでミックスした。本当はカカオの時と同じように、とろみを付ける為にコンデンスミルクを入れたり、甘味を加える為にきびオリゴを入れたかったが、共に切らしてしまっていた。またハチミツも切らしていた。砂糖がザラつくかと思ったが、完全に溶け込んでいい感じになったし、とろみが足りない分、ややサラサラでスムージー風になった。飲んでみると、あらま、びっくり!ドリアンミルクシェイクになった。美味しい。ドリアン好きにはたまらない飲み物になった。

最後に4/23にカシューアップルのパルプを食べてみた。こちらはクプアスより更に美味しくないという前情報から全く期待してなかった。まずは、パルプをそのまま口に入れてみる。ふむ、悪くない。ジャックフルーツ(パラミツ)と同じ風味だ。味も甘味と酸味のバランスが良い。つい1ヶ月前にベトナムで驚く程に美味しいジャックフルーツに出会い、またドライフルーツの美味しいスナックの土産も毎日少しずつ楽しみにして食べていたからであろう、ポジティブな連想が脳を支配している。恐らく一般的にはクセが強くてあまり受け入れられないだろうが、妙な食癖がついた私には美味しいと思った。

こちらも同様に、ミルクシェイクのような飲み物を作ろうと、冷凍のカシューアップルパルプと、牛乳、バニラアイス、きびオリゴをジューサーでミックスした。今回は、きびオリゴを買い足していたが、コンデンスミルクは無かったので、とろみ付け役としてバニラアイスを入れた。

f:id:sato_meats_sato:20230423202625j:image<2023年4月23日>

飲んでみると、残念。バニラの香りが強く、カシューアップルのクセとぶつかってしまい、何が何だか分からない味になってしまった。コンデンスミルクを入れるか、無いなら何も入れないか、にしておけばよかった。

あと、クプアスパルプが残り半分の200gと、カシューアップルパルプも残り半分の200gだけ残っているので、これからも小出しでミルクシェイク風にして楽しもう。

 

<特集>日本最大の温室を訪問

 

3/26に大阪にある、日本最大の温室「咲くやこの花館」を訪問した。

熱帯果樹が沢山置いてあるコーナーに入ると、まずは巨大なパパイヤが出迎えた。パパイヤは1本立ちで先っぽに果実がなるイメージだったので、こんなに普通の木みたいに枝分かれするのかと驚いた。

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そして次にロウソクノキが2本。初めて見た。果実が沢山なっている雰囲気は異様だ。この果実、果肉はジューシーだがトウキビのように繊維質で、ほのかに甘く、味はピーマンやトマト、きゅうりを思わせる青臭い感じだそうで、栽培欲はゼロ。

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次にピタンガ。まだ小さく青い果実が沢山付いていた。

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次にバナナ各種。さすが温室内での露地植え。何段にも連なっていた。

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次にアップルマンゴー。収穫しても良さそうな果実と花芽が同時に付いていた。温度を高く維持できれば、年中果実がなるって事か?

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次にカニステル。熟したカニステルの果実が樹に付いているのを初めて見た。可愛いらしい感じだ。我がカニステル第1号もそろそろいい加減、結実してくれないものだろうか。

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次に何本かのジャボチカバ。幹にびっしり果実が付いている時期があるのだろう、と思わせる付き跡と花芽の感じ。なんか、、、汚らしく見える。

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次にジャックフルーツ(パラミツ)が2本。どちらもまだかなり小さいのに幼果と花芽が付いていた。

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次にキャニモモ。酸っぱいらしいが、食べた事がないので一度は食べてみたい。

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パイナップルもなっていた。果実の下から脇芽が出ている。うちのハニーグロー パイナップルもこうなる事を期待していたのだが、ならなかった。

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マメ科のタイヘイヨウクルミも果実が付いていた。中の豆は生で食べると毒があるため、焼いて食べるそうだ。

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ケドンドンも果実を付けていた。樹になっているのは初めて見たが、美味しくないので興味無し。

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テンニンカもあった。花芽が沢山ついていた。果実はブルーベリーに似ていて、ブルーベリーほどは美味しくないそうだ。勝手な想像だが、品種ものじゃないワイルドなブルーベリーみたいな感じだろう。

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ランバイは幼果がたわわに付いていた。我がランバイ第1号も復活してまた果実を付けて欲しい。

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ラクルフルーツもあった。うちのミラクルフルーツがチビる前とサイズ感が似ている。うちのチビたミラクルフルーツも復活したら、ラブリーアップルとセットで果実を販売したい。

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マカダミアナッツの幼果も付いていた。驚いたのは、コナカイガラムシが沢山付いていた事だ。締め切った温室にどうやって入ってきたものか。恐らく、温室に後から新しく導入した苗に付いていて、それが温室内で蔓延したのだろう。本当に憎たらしい生物だ。

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フトモモの花が咲いていた。若手の同志が言うには、果実はバラの香りがして美味しい、との事。少し興味がある。

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カカオの果実も付いていたが、カカオは京都府立植物園にあるものの方が立派だ。黄色く熟した果実を販売してくれないものか。またあの果肉を食べたい。

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最後にサポジラ。果実が沢山付いていた。ベトナム ハノイのロッテマートの売り場にあった果実とはサイズや形も果皮の雰囲気も違う。違う品種だろうか。

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<特集>アジア土産の食レポ

 

3/16に日本の自宅に帰り着いた。

シャワーや荷解きを済ませ、まずはマニラ ニノイアキノ国際空港で買った7Dのドライマンゴーを出す。f:id:sato_meats_sato:20230318131013j:imageドライマンゴーは7Dが2位以下を大きく引き離して一番美味い。しかし日本にはCEBUとだけ書いたものは結構輸入されているようだが、7Dはなかなか無い。7Dは瑞々しくて柔らかくて、甘過ぎない。更にヨーグルトに一晩漬けておくと、あらまビックリ。生マンゴーのようになる。

そして次に「<特集>ベトナム ハノイでの食レポ その3」で書いていた、ロッテマートで買った、熱帯果実が材料になっている食材達。

まずはハイチュウのようなソフトキャンディのパッションフルーツ エドゥリス味。f:id:sato_meats_sato:20230318143952j:image
f:id:sato_meats_sato:20230318143948j:image個装袋の中のキャンディが一度溶けてグニャッと袋に密着して曲がって固まっているので、ハサミで切って丁寧に開けないと食べれないのだが、口に入れるとびっくり、これは美味い。子供も好きだろうが、大人も止まらない、トロピカル味ソフトキャンディ。おすすめ!

次にジャックフルーツのスナック。f:id:sato_meats_sato:20230318145314j:imageまさにジャックフルーツをそのまま揚げたような感じだが、食べるとこれまた美味しい。なんとも優しく自然でいつまでも食べれそうだ。袋の裏側の成分表記を見て納得。f:id:sato_meats_sato:20230318145514j:imageオーガニックで新鮮なジャックフルーツをオーガニックのベジタブルオイルで揚げただけのようだ。身体にも良い。

次にココナッツウエハース。f:id:sato_meats_sato:20230318145734j:image
f:id:sato_meats_sato:20230318145737j:imageココナッツの風味が香るウエハースで、これもオシャレな味で美味しい。

そして次は、パッションフルーツ エドゥリスのドライフルーツ。f:id:sato_meats_sato:20230318145908j:imageあ、、これはあまりいただけない。というか、どうやったらこんなドライフルーツになるんや、と思ってパッケージを見ると、白肉グァバとトゲバンレイシのドライフルーツは100%なのに、これだけ80%になっている。確かに、あの果肉を100%ドライフルーツにはできないよな、と納得したが、やはり、あまり美味しくない。ニセもの感がありすぎる。

次に白肉グァバのドライフルーツ。f:id:sato_meats_sato:20230318150307j:imageうげっ、まずっ!とびっくり。皮ごとドライフルーツにしてあるが、なんかグァバのクセが悪い方に出ている感じでまずくて食べれない。

最後にトゲバンレイシのドライフルーツ。f:id:sato_meats_sato:20230318150500j:imageこれはなかなかいいける。美味しい。トゲバンレイシらしい感じがそのまま出ている。f:id:sato_meats_sato:20230318150546j:imageこの1塊のドライフルーツに、なんと種が4つ入っていた。これ、植えたら芽が出るかもしれないので植えてみよう。

 

<特集>フィリピン マニラでの食レポ その2

 

3/15フィリピン 2日目。「その1」で、「やはりフルーツナイフは(ホテルの部屋に)置いて無かった。(スーパーで果実を)カットしてもらってよかった。」と買いていたが、落ち着いてホテルの部屋のキッチンスペースを見ていると、ここに置いてないわけがない、と思った。f:id:sato_meats_sato:20230315205905j:imageそれでIHコンロの傍の下にある棚を開けてみると、一番上の段にはカトラリーが入っており、フルーツナイフもその中にあった。f:id:sato_meats_sato:20230315210101j:imageそして二段目にはペティナイフや包丁まで完備されていた。f:id:sato_meats_sato:20230315210148j:image

それらを見て「な〜ん、あるやん。」と思ったと同時に「ま、いいか。」と思った。

さて夕方、マニラ郊外にあるオフィスから都心部にあるホテルに向かう車中に、移ろう景色を何枚か撮った。f:id:sato_meats_sato:20230315210428j:image
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夕食を終えてホテルに20時に戻り、22時にマニラ ニノイ・アキノ国際空港に向けてホテルを出るまでの2時間の間に、ウェルカムドリンクとして部屋に置いてあったフルーツジュースを飲む。f:id:sato_meats_sato:20230315210655j:image一つはダランダン(フィリピンの早生みかん)味、もう一つはトゲバンレイシ味、とある。

まずはダランダン味を飲む。ん〜。微妙だ。甘い柑橘類の味に、何か温泉の水を思わせる風味がする。実際にダランダンにこの風味があるのか、このジュースだからあるのか分からない。

次にトゲバンレイシ味を飲む。わぉ!なんて美味いんだ。味の再現性は高い。そして前日食べたトゲバンレイシより甘い。この甘さこそが記憶に残っている甘さだ。やはり、次回トゲバンレイシを食べる機会があれば、是非挽回して欲しい。

いよいよあと少しでホテルを出て帰路につく。これにてフィリピン マニラでの食レポ特集を終わる。

 

 

<特集>フィリピン マニラでの食レポ その1

 

3/14にフィリピン マニラに入った。

初のフィリピン訪問だ。空港を出るや否や、リゾート地を思い出させるようなパリッとした青空、視界も良好で、暑い。ハノイの霧がかったような暗くてひっそりした景色とは真逆で驚いた。

空港からホテルに向かう車中に移ろう景色は南米のようだ。f:id:sato_meats_sato:20230315035304j:image
f:id:sato_meats_sato:20230315035301j:image長らくスペイン・アメリカの植民地だった事が、ラテンなアメリカン、つまり南米的な街並みを作っているのだろう。今回は都心部のBGCというエリアにあるホテルに宿泊する。f:id:sato_meats_sato:20230314220512j:image
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夕食後に早速、ホテル近くのスーパーに行った。

今回、フィリピンで是非食べたい!と期待していたのは、大好物のトゲバンレイシだ。スーパーに着いて早速フルーツコーナーを探していると、なんと、ありました。トゲバンレイシしかも一番デカいのはヤワヤワでまさに食べ頃。デカ過ぎて全部食べきれなさそうだが、背に腹は変えられぬと思い買い物かごに入れた。

トゲバンレイシの左横にはサポジラが売られていた。サポジラあまり美味しいものでもないが、触っていると1つだけヤワヤワの果実があって、食べてくれ〜と言わんばかりだったのでそれも買い物かごに入れた。

そしてトゲバンレイシの右横にはカニステルが売られていたが、触ると全部カチコチに硬かったので買わなかった。カニステル

カニステルの下にはマンゴスチンがあった。大好きなので1つ買い物かごに入れた。マンゴスチン

また、カニステルの右横には紫色のスターアップルがあったが、ベトナムでガッカリした経験から、買い物かごには入れなかった。

スターアップルの右横にはなんと!!パッションフルーツ グラナディージャが売られているではないか!!初めて見た。グラナディージャ
グラナディージャ2つ買い物かごに入れた。

そして初めてシンカマスというものを見た。シンカマスフルーツコーナーに置いてあるが、どう見ても野菜(根菜)っぽいので、売り場のお姉さんに「これは果物か?」と訊くと「そうだ。」というので「野菜じゃないの?」と確認すると「果物だ。甘い。」というではないか。しかしどう見ても野菜(根菜)なのでスイカやメロンのような野菜系の果物なのだろうと解釈し「試しに食べてみたいから食べ頃のを1つ選んでくれないか。」とお願いすると「それならこっちに来い」と案内された売り場を見ると、カットフルーツになって売られていたのでそれを買う事に。

また、同様にトゲバンレイシも食べ頃のものが半分にカットされパックになっていたのでそちらと交換。

そしてもう1つ。紫色のスターアップルもカットされたものがあり、真紫色の果肉にどうしても興味があったので、期待しない前提で買う事にした。

その売り場のお兄さんが、「君が持っているサポジラ、マンゴスチンパッションフルーツ グラナディージャもカットしてパックに入れてあげるよ。」と声をかけてくれたので、喜んでお願いした。なぜなら、ホテルにフルーツナイフがあるか分からなかったからだ。サポジラはくし切りにしてパックに、マンゴスチンは硬い皮に切り込みを入れて中の果肉だけを取り出してサポジラと同じパックに入れられた。パッションフルーツ グラナディージャも1つ目の果実の果皮をカットして中の果肉をこれまた同じパックにドロドロと流し込んだ。え!?と思い、2つ目の果皮に切り込みを入れたところでストップをかけ「今切ったものは切り込みだけ入れたらラップでグルグル巻きにしてくれ。」とお願いした。これで買いたいものは終わり。

他にも、ドリアンやタマリンド、龍眼などが売られていた。f:id:sato_meats_sato:20230314225457j:image
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ホテルの部屋に戻る。f:id:sato_meats_sato:20230314231200j:imageやはりフルーツナイフは置いて無かった。カットしてもらってよかった。

買ったフルーツを部屋のテーブルに並べた。f:id:sato_meats_sato:20230314231254j:image

まずはシンカマスを食べてみる。シンカマスチーズっぽい見た目と違って、梨のように瑞々しい。ほのかに甘い。しかし、やはりフルーツではない根菜のような風味がある。これ食べるぐらいなら普通に梨を食べたい。このシンカマスには一緒にソースが付いていた。f:id:sato_meats_sato:20230314232259j:imageスルメのような匂いの得体の知れないソースで口にしたくない。

次にサポジラを食べた。サポジラ既に知っての通り柿と黒糖を混ぜたような味だ。ヤワヤワだっただけにもう腐りかけているのか、奈良漬のような風味もある。勘弁してほしい。頑張って全部食べた。二度と食べたくない。

次にマンゴスチンを食べた。マンゴスチン完璧だ。果物の女王ここにあり。最高に美味い。

次はドキドキのパッションフルーツ グラナディージャ。まずはタッパーに流し込まれた方を食べる。グラナディージャ酸味があまりないが、一般的に言えば味は美味しい。しかし、エドゥリスのように酸味がある方が美味しいと思う。それと、エドゥリスのようなトロピカルな風味も物足りない。グラナディージャ次に、果皮に切り込みだけ入れて閉じてラップしてもらっていたものも食べたが、やはり同様の感想。

次は紫色のスターアップルを食べた。スターアップルん〜。ベトナムで食べた緑色の方が美味しかった。紫色の方がよりアビウに近い。酸味のあるアビウといった感じだ。緑色より甘味が少なく、アントシアニンの影響か、シブ感があり、その点がアビウっぽさを感じさせる。

最後にトゲバンレイシを食べた。トゲバンレイシ思ったより酸っぱい。こんなに酸っぱかったか?と一口目はギョッとしつつ、食べ進めた。種の周りの果肉を吸いながら食べる感じだ。種の周りには噛み切れない繊維質な果肉が筋肉のように付いており、その種と筋肉のような果肉の間に果汁化した果肉が血液のように充満している。吸って口に入る果汁化した果肉はザラザラしていて、酸っぱいヤクルトのような味。吸い尽くしたら、種と筋肉のような果肉を吐き出す原理だ。なんとか完食はしたが、丸ごと1個だったら食べきれなかった。正直、記憶より美味しくなかった。生産者や生産地、果物本来の個体差の問題なのか、勝手に美化し過ぎていたのか、収穫期・食べ頃などの問題なのか不明だ。また次食べる機会があれば挽回して欲しい。

明日は熱帯果実を食べる機会があるか不明だ。夜22時にホテルを出発し、深夜便で日本に帰る予定だ。

食レポネタがあれば「その2」としてレポートしたい。

 

<特集>ベトナム ハノイでの食レポ その4

 

3/14ベトナム 3日目の朝5時半、フィリピンに向かう為、ハノイ ノイバイ国際空港に向かう。

ホテルの部屋には食べきれなかった龍眼、小さな白肉グァバ、マプランに「ベトナムの色々な果物を食べたくて買ったけど、全部食べきれなかったのでよかったら食べてください。」とGoogle翻訳を駆使して書いたベトナム語の書置きを添えた。f:id:sato_meats_sato:20230314101414j:image

コロナ禍で世界的に空港が混雑する為、早め早めの行動をしたらフライトの2時間前には既にイミグレも通過してしまった。ベトナム料理のレストランが開いていたので、フォーガー(鶏肉のフォー)、バインミー(ベトナムバケットサンド)、カフェスダ(練乳入りアイスコーヒー)を注文。

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ここで衝撃的なものを見た。なんと、添えられていたチャインが大きいチャインで果皮がツルツルしていたのだ。前日夜の仮説(ライムがチャイン売り場に混入していただけ)が崩壊。

チャインチャイン

やはりライムがチャイン売り場に混入していたのではなく、チャインとして流通している事がわかった。ただ、前日夜に実食した果皮がツルツルしたものとは少し違う。まず、果肉の色がややオレンジ色がかっている。前日夜のものは気持ちいいほどに黄緑色だった。そしてこちらは果肉の粒同士がポロポロと独立している感じがあまりなく、絞ると果汁がよく出た。そして種が1つだけ付いていた。恐らく大きいチャインの果皮がツルツルしたものとボコボコしたもののハイブリッドではないだろうか。ハイブリッドといってもツルツルしたもの寄りの。そしてこれぞ前日の実食前に知り合いのベトナム人女性が教えてくれた、大きいチャインで果皮がツルツルしたものの特徴に一致する。結論、仮説ではあるが、大きいチャインの中で、前日夜の果皮がツルツルしたものがライム寄りの端に位置づけられ、果皮がボコボコしたものがスダチ寄りの端に位置づけられ、それらのハイブリッド具合で色々な大きいチャインがあるのだろう、と纏める。確かに前日夜に大きいチャインを売り場で選ぶ時に、違いをはっきり確認する目的で、極端に果皮がツルツルなものと、極端にボコボコなものをそれぞれ選抜した覚えがある。

もう間もなくフィリピンに向けて離陸する。ベトナム ハノイでの食レポはこれにて終了。次はフィリピン マニラでの食レポに続く予定。

 

<特集>ベトナム ハノイでの食レポ その3

 

3/13ベトナム 2日目のその後の話。

夕食を旧市街地にあるベトナム料理店で食べるという事で、車で移動中に現地に駐在している日本人に「屋台のフォー屋さんでは小さいチャイン、高級フォー屋さんでは大きいチャインが出てくるか?」と訊いたところ「言われてみれば確かにそうだ。」との事、車を下りて旧市街の中を練り歩いたが屋台のフォー屋さんは見当たらず。まだ明るい内だったからか?f:id:sato_meats_sato:20230313233658j:image
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f:id:sato_meats_sato:20230313233630j:imageやはり世界一住みたいのはハノイの旧市街、という20年前以来ずっと持ち続けている気持ちは間違っていなかった。素敵過ぎる。ちなみに世界一旅行に行って楽しかったのはトルコだった。

夕食後、大きいチャインと小さいチャインをどうしても味比べしたいと思い、前日に行ったロッテマートにまた行った。

エントランス脇の、ドリアンとジャックフルーツのパックを売っていたコーナーには、ドリアンのホールの果実が新たに投入されていた。f:id:sato_meats_sato:20230313234333j:image

昨日撮り損ねた別のマンゴー売り場。下にパック売りも売られていて、前日はそこから取って買った。
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そして更に奥に行くとチャイン売り場に到着。チャイン大きいチャインは1キロ600円。小さいチャインは1キロ400円。大きいチャインを選んでいると、果皮がツルツルのものとボコボコのものがある事に気づき、それぞれ2玉ずつ買った。ついでに熱帯果実が材料になっている食材も色々と買ってホテルに戻った。早速袋から大きいチャインを取り出し、小さいチャインと並べてみる。大きいチャインの上2つが果皮がツルツルしたもの、下2つがボコボコしたものだ。小さいチャインは直径2.5センチ、大きいチャインのツルツルが直径5センチ、ボコボコが直径4センチ。チャイン眺めていると、やはりそれぞれの用途をちゃんと明確にしたくなったので、昔、一緒に働いていたハノイ在住で、しかも私が宿泊しているロッテホテルの近くに自宅があるというベトナム人女性に質問を投げたら、明確な答えが返ってきた。

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質問① 屋台のフォー屋さんでは小さいチャイン、高級フォー屋さんでは大きいチャインが出てくるか。

→答え: 小さいチャインは香りが強い為、フォーの優しい風味を邪魔するので、こだわったフォーの店では大きいチャインを出す。また、冬に入って旧正月ぐらい迄の期間は小さいチャインがシーズンなのでよく出されるが、それ以外はシーズンではないので大抵のフォー屋さんで大きいチャインを出す。

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質問② 大きいチャインの中でも果皮がツルツルしたものとボコボコしたものがあるが、これらは品種が違うのか。

→答え: 同じ品種だが、一般的にツルツルしたものの方が果汁が多く果皮も柔らかい為、絞った時に果汁が多く出る。しかしボコボコしたものの方が果汁の味が濃い。しかし私(ご本人)は、ツルツルしたものの方が絞り出している感があって好きで、人によって好みは分かれる。

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との事。実際に食べ比べてみた。チャインまず大きいチャインの果皮がツルツルしたもの(上段)はとにかく酸っぱい。突き抜けている。やや苦味もあるが、突出した酸味とスッキリと爽やかな感じはまるでライム。ジントニックに使うと美味しそうだ。果肉は粒同士がポロポロと独立していて絞っても果汁が出にくい。そして種が無い。2玉ともゼロだった。これは昔からベトナムにあったものではなく、海外から入ってきた一種のライムだと思う。チャイン売り場の左横には袋に入ったライム、真下にはネットに入ったライムが売られていたのでなんらかのトラブルでライムがチャイン売り場に混入していただけの可能性もある。知り合いのベトナム人女性が教えてくれた果皮がツルツルしたチャインとはまた違うものの気がする。果汁もあまり出ないし。

次に大きいチャインの果皮がボコボコしたもの(中段)は酸味はやや穏やかで、よりスダチに似たクセがある。果汁も絞るとよく出る。そして種が多い。これは前述の果皮がツルツルしたものとは全く別ものとしか言えない。味が全然違う。ボコボコの方はスダチに似たクセがあるのでこれはチャインで間違いないだろう。

そして最後に小さいチャイン(下段)は前述のボコボコより苦味が増し、そしてスダチに似たクセも増す。種もある。というかスダチと食べ比べてみないとスダチとの違いが分からない。やはり個人的にはこれぞチャイン、と思う味だ。

買ったチャインは意地で全部食べた。深夜に酸っぱいものを食べ過ぎて胃もたれしてしまった。

 

最後に、ついでに買った、熱帯果実が材料になっている食材も袋から取り出す。f:id:sato_meats_sato:20230314011238j:image上段左はハイチュウのようなソフトキャンディのパッションフルーツ エドゥリス味。そして上段中央が「その1」の中で書いた、20年前に寝台列車で若いベトナム人男性から食べかけをもらったジャックフルーツのスナック。ロングセラー商品だ。上段右はココナッツウエハース。そして下段はパッションフルーツ エドゥリスと、白肉グァバと、トゲバンレイシのドライフルーツ。どれも楽しみだ。

 

チャインを実食しながら書いていると、いつの間にか深夜になってしまった。明朝5時半にチェックアウトしてフィリピン マニラに向かう為、急いで片付けて寝る。明日はフィリピン マニラでの食レポを書きたいと思う。

 

<特集>ベトナム ハノイでの食レポ その2

 

3/13ベトナム 2日目。前日に調達したトロピカルフルーツの食レポを続ける。

パッションフルーツ エドゥリスを「朝食後のデザートに」と買っていたが、朝、時間に余裕がなく食べれなかった。

朝食のビュッフェにフォーがあって、そのコーナーに置いてあったチャインが、前日にスーパーで買った小さいチャインではなくその横に売られていた大きいチャインをくし切りにしたものだった。あれ?はて、20年前にバックパック旅をしていた時によく食べた屋台のフォー屋さんにあったのを思い出して小さいチャインを昨日買ったのだが、社会人になってからホテルやワンランク上のフォー屋さんで食べるフォーに添えてあったのは大きいチャインだったかも?最後にベトナムに来たのが10年前なのでよく覚えていない。もしかすると、屋台のようなとこでは小さいチャイン、ホテルやワンランク上のフォー屋さんでは大きいチャインが使われているのかもしれない。と思ったわけだが、今日はお昼もワンランク上のフォー屋さんでフォーを食べると聞いていたので、そこで出てくるチャインで確かめようと思いお昼が待ち遠しかった。

そしてついにお昼時になり、ワンランク上のフォー屋さんへ行きフォーと一緒にチャインが出てきたのを見た。f:id:sato_meats_sato:20230313165546j:image画像左上の通り大きいチャインだった。そうか〜。あとは屋台のフォー屋さんのテーブルをちらっと見て小さいチャインを確認できれば、この仮説は確からしいと言えるだろう。フォーに大きいチャインのくし切りを2つ分搾り、胡椒も多めに振りかけ、チリの輪切りを乗せ、追いパクチーを乗せ、クアイ(揚げパン)を手元にとって準備万端。f:id:sato_meats_sato:20230313165542j:imageクアイを浸しながら美味しく頂いた。チリがかなり辛かった。恐るべし。

昼食後 ホテルに一旦戻った際に朝食後に食べれなかったパッションフルーツ エドゥリスを切って食べた。f:id:sato_meats_sato:20230313170414j:image中に果肉がぎっしり詰まっており安定した美味しさで大満足だった。

次に細長いアボカドを半分に切ってみた。f:id:sato_meats_sato:20230313170554j:imageなんとも不思議な感じで見た目には可愛らしいが、手が油でズルズルになった。ほじって食べてみたが、味は普通にアボカドだった。これまでアボカドに何も調味料をかけずに食べた事がなかったので比べようがないが、比較的ねっとりしていてオイリーな印象を受けた。

次はドリアンを食べてみたがこれが驚くほどに不味かった。f:id:sato_meats_sato:20230313170859j:imageドリアン特有のツンと鼻をつく匂いに、強い酸味と苦味が乗ってえずきそうになる。なんだこれ?!と驚いた。腐りかけなのか?発酵しているのかアルコールっぽい感じもある。これは大失敗。こんなに不味いドリアンは初めて食べた。マレーシアで流通している猫山王という品種をよく食べていたが、天地の差がある。日本でも買えるタイ産のドリアンでも美味しいのに、これは一種のドリアンの達人のような人が食べるドリアンか?あのドリアン特有の上品で深みのある甘味は皆無、個人的に勝手に品種名をつけるなら「試練」と名付けるだろう。

お口直しにと、ホテルのウェルカムフルーツの短小なバナナを食べた。f:id:sato_meats_sato:20230313172043j:image
f:id:sato_meats_sato:20230313172046j:image酸味が強く硬めでややえぐみもある。まだ追熟が必要そうだが2本とも食べてしまった。元々やや酸味が残っているバナナの方が追熟し過ぎたものより好きだし、この硬めな感じもなかなか歯応えがいい。硬めと言っても弾力がありモチモチした感じだ。

そして最後に小さいチャインの皮を指で丁寧に剥いた。チャイン非常に薄皮で、チャインはこれ!という象徴的な皮である。その後、果実を口に放るとかなり酸っぱい。そしてほんのりと苦い。日本にあるフォー屋さんがチャインの代わりにスダチを使うのがよく分かる。まさにスダチのような味だ。果肉に入っていた種を、剥いた皮の上に乗せ、朝食の時、後で比較しようと部屋に持ち帰っていた大きいチャインの種を横に並べた。チャイン並べなくても分かるぐらい全然違う。小さいチャインの種は緑色でまるっこくて大きい。大きいチャインの種は白っぽくて細長くて小さい。

 

これで調達したトロピカルフルーツは全種類食べた。

最後にマプランが前日から大幅に追熟が進んでいたので4つ食べてみた。やはり強い酸味があるものの、甘味が増していて美味しかった。そしてマンゴーより味が濃い。前日と違って4つとも種はアーモンド型で大きかった。全体に対し8割が種である。0.5割は皮と一緒に剥いてしまう。可食部分が残り1.5割と少ない事が、この果物が市民権を得るための最大の難点だ。

あとは量が多いけど美味しい龍眼、美味しくなかった小さい白肉グァバと、小さいチャインをチビチビ食べれる分だけ食べよう。

 

<特集>ベトナム ハノイでの食レポ その1

 

3/12にベトナム ハノイに入った。10年ぶりのハノイだ。大気汚染で街中が霧がかったように見える。f:id:sato_meats_sato:20230313030930j:image

前回訪問時までは、ハノイ中を縦横無尽に走り回るバイクに乗った人達が、街の空気の悪さに皆がマスクをしているのを見て異様な光景だと感じていたが、コロナ禍を経た今、そのマスク集団を全く違和感なく感じるのがまた面白い。

宿泊しているロッテホテルからすぐのところにあるロッテマートというスーパーで早速フルーツを爆買いした。

今回一番期待したのが、まだ食べた事のないスターアップルが丁度シーズン真っ盛りなので食べれるのでは?と思っていたため、スーパーに着くなり探すと、ありました、ありました。f:id:sato_meats_sato:20230313030909j:image初めて見た成熟した果実を前に、胸の高鳴りが止まらない。色がややピンクがかって柔らかくて食べ頃そうな果実を1つ選ぶ。

他にも色々と売っていた。こちら、ジャックフルーツ(パラミツ)のカット売り。
f:id:sato_meats_sato:20230313030926j:imageこの中にでっかいコーンの粒のような形をした果実の塊が埋め込まれたようにして入っているわけだが、別のコーナーに、その果実の塊を取り出して更に小分けしたものがドリアンと並べてパック売りされていたので、ドリアン共々購入した。
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こちらケドンドン。マレーシア駐在時代に散々食べて全然美味しくない事を知っているので買わなかった。f:id:sato_meats_sato:20230313030855j:image

こちらマプランと龍眼。両方とも購入。特にマプランは食べた事ないので楽しみだ。f:id:sato_meats_sato:20230313030906j:image

こちらは小さな白肉のグァバ。こういう小さい品種らしく、普通の白肉より味が濃いそうで、丁度食べ頃で割引になっていたのでとりあえず購入。
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こちらはポメロ各種。やはりポメロは若いベトナム人女性が短パン姿で剥いたやつを食べるに尽きるので買わなかった。
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こちらはパッションフルーツ エドゥリス。シワが出ていてどれも食べ頃。翌朝の朝食後に食べようと4つ購入。f:id:sato_meats_sato:20230313030916j:image

こちらはアボカドといっても細長いアボカド。細長いアボカドは食べた事がないし食べ頃が売られていたので1つ購入。
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こちらマンゴー各種。真ん中の段の大きなピンクのマンゴーは初めて見た。ここ以外の売り場にも色々な品種が売られていたが、カットしてパック売りされているものがあったのでそちらを購入。
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最後にチャインを買った。㎏単位の量売りなのに7玉だけ袋に入れて計量コーナーに持って行くと「袋の方が重いぞ。」という顔で店員さんが機械の設定をいじって特別対応で値札を付けてくれた。

部屋に戻る。部屋にはウェルカムフルーツとして美味しそうな短小なバナナと、りんご、オレンジが置いてある。
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こちらが全て。全部は食べきれないだろうが、その場合は「食べきれなかったので食べてね」とチェックアウトの時に書置きを残しておけば、ベッドメイキングの方が同僚と休憩室で食べてくれるだろう。
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まず最初に食べたのはジャックフルーツ。そしてこれが今日一の驚きとなる。なんと、無茶苦茶美味しいのだ。これまで幼少期に父が栽培したものや、駐在していたマレーシア、出張先の中国南部、他、色々な国で食べてきたが、あまり美味しいものでもなかった。クセの強い香りとパンチの無い味、そしてカットして果肉を取り出す時にベタベタと手にひっつくヤニっぽい白い果肉周りの部分から来るストレス。しかし、これは美味い!あまりに美味い!どんどん食べ進む。ジャックフルーツ思い出せば、20年前にバックパック旅でハノイからホーチミンまで寝台列車で移動していた時、同じ部屋?の若いベトナム人男性が、紫色のパッケージの袋に入ったジャックフルーツのスナックを食べていたが、彼が降りる際にそれを差し出し、「残りを君にあげるよ。」とくれたので食べてみると とても美味しかった。それ以来、ベトナムに行く度にジャックフルーツのスナックが売られているのを見てその時の事を思い出していたわけだが、今、走馬灯のように色々な記憶が蘇って思うに、ベトナム人が一番ジャックフルーツに向き合っているような気がする。ベトナム人はどの国の人よりジャックフルーツが好きで、ベトナムジャックフルーツは美味しい。もしくはベトナムジャックフルーツは美味しいからベトナム人が一番ジャックフルーツを愛している。そうか〜〜。と考えながら食べていたら完食してしまった。

次にカットマンゴーを食べたが、残念。ジャックフルーツのあまりの美味しさにマンゴー自体は美味しいのだが魅力が薄れてしまっていた。食べ比べてジャックフルーツの方が美味しかった。本当に驚きの逆転劇だ。

次に小さな白肉のグァバを食べたが、酸味と渋みが強かった。1つ食べたら十分。食べ頃に見えるが、もっとボテボテになるまで追熟させないと食べれるものでなかった。グァバ

次にマプランを食べてみた。マプラン

皮を剥くとこのような感じでマンゴーを小さくしたようなものにしか見えない。
マプラン

食べてみるとものすごく酸っぱい。レモンに近いぐらい酸っぱい。これも追熟が必要そうだが、これを追熟して食べるぐらいなら普通にマンゴーでいいかな。恐らく、追熟してもマンゴーよりはかなり酸味があると思う。ただ酸味が強い分、味は濃い。

こちらは種。マンゴーのようにペラっと平たい。マプラン
マプラン

次に龍眼を食べた。これも新しい気づきがあった。これまでは「龍眼はライチに似ていてライチには劣る。」としか思ってなかったが、考えを改め「龍眼はライチぐらい美味しい。」と言える気がする。なかなか美味しいではないか。ライチにそこまで味は劣らないと考え直した。
龍眼

最後にスターアップルを食べた。初めてスターアップルを食べる。まずは予習通りモミモミしたら、水風船のようにぶわんぶわんになった。スターアップル
スターアップル
スターアップル
スターアップル

そしてカット。果皮も果肉も見た目は良い。種を取り除くと中にはミルクのように乳白色の果汁が見える。スターアップル
スターアップル口に入れる。

イメージ的にアビウのような感じだ。

アビウよりはやや酸味があって、そしてアビウのような半乾きのタンクトップのような風味もなく美味しいが、半分食べれば十分。残り半分は「もう分かった、もういい。」のような気持ちで頑張って完食した。美味しいけど沢山は食べれないし、わざわざ食べるようなものでもない。残念。

明日は、パッションフルーツ エドゥリス、ドリアン、細長いアボカド、チャインと、ウェルカムフルーツの短小なバナナも食レポしたい。

 

<特集> 手を出さないと決めた品種達

 

熱帯果樹ファンを2つに大分すると、コレクター系と生産者系だ。

コレクター系: 他人が持っていない希少な苗を持っている事に優越感を感じる。結実させれるかどうかより持っているかどうかに重きを置き、趣味的要素が強い。また、屋内でLED栽培が多い。

生産者系: その土地の環境でコストをかけずに収穫できるのか、美味しいのか、売れるのか、といった実用性、コストパフォーマンスに重きを置く。沖縄の農家さんに多く、屋外栽培が多い。

さて、私はと言うと、コレクター系の要素も多分に含む生産者系かな、と。恐らくほとんどの人が、どちらかではなく、ハイブリッドだと考える。

以下は、そのような私の意見である。

1. 大好物なのに最初から手を出さなかった品種

マンゴスチン

・ ドリアン

理由: 年間を通して20度以上ないと結実しない。

20度以下になっても枯死する事はないが、結実しないなら栽培する意味がない。結実するぐらい立派になった木を置ける床面積と天井の高さ、その広さを年間20度以上を維持できるような財力がない。

真冬でも10度を下回る事がほとんど無い沖縄でも、加温ハウスでないと結実しない。

ただし1つだけ、メスタマンゴスチンは有望。

2. 食べてみてガッカリした品種

・ ブラックサポテ

 →味も香りもない。かすかに感じる味は柿の味。

  チョコレートプリンは見た目だけ。

・ アメイシャ ( ピーナッツバターフルーツ )

 →味も食感もずばり干柿。

  もしくは茹でピーナッツ。

  ピーナッツバターなんて微塵も感じさせない。

ブラックベリージャムフルーツ

 →プルーン味に少し漢方茶のような風味。

  かすかにアルコールっぽさを感じなくも

  ないが、ウイスキーボンボン味ではないし、

  ブラックベリージャム味では全くない。

・ アビウ

 →ズバリ、くず切り餅。

  半乾きのタンクトップ風味が微少にする。

・ スターアップル

  アビウにそっくりな味。一口食べてみるだけで

  十分で二口目に手は伸びない。

・ ベルベットタマリンド

       美味いものでもない。

       ボロスカのスポンジのような食感。

3. 耐寒性が低い・乾燥に弱すぎる

・ カカオ属

      (カカオ、モキャンボ、クプアス、他)

・ ランバイ(バッカウレア)属

     (ランバイ、ロンコン、タンポイ、

      バーミーズグレープ、レッドスターフルーツ、他)

・パンノキ属

     (マラン、ペダライ、ジャックフルーツ、他)

・ マンメア属

      (マメイアップル、他)

・ マティシア属

      (チュパチュパ、他)

・ コラノキ属

      (コーラ パシカーパ、コーラ アクミナータ、他)

コレクター系の要素が強い方は1も2も3もお構いなしだろう。

特に3は屋内でのLED栽培で克服できる。

もしくは至れり尽くせりの小さなハウスで特定品種に特化してあまりコストをかけずにやる方もいるかもしれないし、財力があって広いハウスでも温度を年間最低18度ぐらいを維持するか、もしくは温泉地などでやる、など。