3/13ベトナム 2日目。前日に調達したトロピカルフルーツの食レポを続ける。
パッションフルーツ エドゥリスを「朝食後のデザートに」と買っていたが、朝、時間に余裕がなく食べれなかった。
朝食のビュッフェにフォーがあって、そのコーナーに置いてあったチャインが、前日にスーパーで買った小さいチャインではなくその横に売られていた大きいチャインをくし切りにしたものだった。あれ?はて、20年前にバックパック旅をしていた時によく食べた屋台のフォー屋さんにあったのを思い出して小さいチャインを昨日買ったのだが、社会人になってからホテルやワンランク上のフォー屋さんで食べるフォーに添えてあったのは大きいチャインだったかも?最後にベトナムに来たのが10年前なのでよく覚えていない。もしかすると、屋台のようなとこでは小さいチャイン、ホテルやワンランク上のフォー屋さんでは大きいチャインが使われているのかもしれない。と思ったわけだが、今日はお昼もワンランク上のフォー屋さんでフォーを食べると聞いていたので、そこで出てくるチャインで確かめようと思いお昼が待ち遠しかった。
そしてついにお昼時になり、ワンランク上のフォー屋さんへ行きフォーと一緒にチャインが出てきたのを見た。画像左上の通り大きいチャインだった。そうか〜。あとは屋台のフォー屋さんのテーブルをちらっと見て小さいチャインを確認できれば、この仮説は確からしいと言えるだろう。フォーに大きいチャインのくし切りを2つ分搾り、胡椒も多めに振りかけ、チリの輪切りを乗せ、追いパクチーを乗せ、クアイ(揚げパン)を手元にとって準備万端。クアイを浸しながら美味しく頂いた。チリがかなり辛かった。恐るべし。
昼食後 ホテルに一旦戻った際に朝食後に食べれなかったパッションフルーツ エドゥリスを切って食べた。中に果肉がぎっしり詰まっており安定した美味しさで大満足だった。
次に細長いアボカドを半分に切ってみた。なんとも不思議な感じで見た目には可愛らしいが、手が油でズルズルになった。ほじって食べてみたが、味は普通にアボカドだった。これまでアボカドに何も調味料をかけずに食べた事がなかったので比べようがないが、比較的ねっとりしていてオイリーな印象を受けた。
次はドリアンを食べてみたがこれが驚くほどに不味かった。ドリアン特有のツンと鼻をつく匂いに、強い酸味と苦味が乗ってえずきそうになる。なんだこれ?!と驚いた。腐りかけなのか?発酵しているのかアルコールっぽい感じもある。これは大失敗。こんなに不味いドリアンは初めて食べた。マレーシアで流通している猫山王という品種をよく食べていたが、天地の差がある。日本でも買えるタイ産のドリアンでも美味しいのに、これは一種のドリアンの達人のような人が食べるドリアンか?あのドリアン特有の上品で深みのある甘味は皆無、個人的に勝手に品種名をつけるなら「試練」と名付けるだろう。
お口直しにと、ホテルのウェルカムフルーツの短小なバナナを食べた。
酸味が強く硬めでややえぐみもある。まだ追熟が必要そうだが2本とも食べてしまった。元々やや酸味が残っているバナナの方が追熟し過ぎたものより好きだし、この硬めな感じもなかなか歯応えがいい。硬めと言っても弾力がありモチモチした感じだ。
そして最後に小さいチャインの皮を指で丁寧に剥いた。非常に薄皮で、チャインはこれ!という象徴的な皮である。その後、果実を口に放るとかなり酸っぱい。そしてほんのりと苦い。日本にあるフォー屋さんがチャインの代わりにスダチを使うのがよく分かる。まさにスダチのような味だ。果肉に入っていた種を、剥いた皮の上に乗せ、朝食の時、後で比較しようと部屋に持ち帰っていた大きいチャインの種を横に並べた。並べなくても分かるぐらい全然違う。小さいチャインの種は緑色でまるっこくて大きい。大きいチャインの種は白っぽくて細長くて小さい。
これで調達したトロピカルフルーツは全種類食べた。
最後にマプランが前日から大幅に追熟が進んでいたので4つ食べてみた。やはり強い酸味があるものの、甘味が増していて美味しかった。そしてマンゴーより味が濃い。前日と違って4つとも種はアーモンド型で大きかった。全体に対し8割が種である。0.5割は皮と一緒に剥いてしまう。可食部分が残り1.5割と少ない事が、この果物が市民権を得るための最大の難点だ。
あとは量が多いけど美味しい龍眼、美味しくなかった小さい白肉グァバと、小さいチャインをチビチビ食べれる分だけ食べよう。