ビバ熱帯果実 in 油山

2019年春から福岡 油山で熱帯果実を栽培

<特集>第2回 ベトナム ハノイでの食レポ その2

 

7/28ベトナム 2日目。前日に調達したトロピカルフルーツの食レポを続ける。

その前に、まずホテルの朝食からチャインを楽しめる。

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私は大抵、ホテルの朝食がブュッフェ形式の場合、イングリッシュ・ブレックファーストのセットになるよう食材をチョイスする。カリカリベーコンにベイクドビーンズ、びりびりした食感のソーセージ2-3種に、焼きトマト。通常ならそこに目玉焼きやスクランブルエッグを乗せるが、今回もそうだが、よくパフォーマンスクッキングをしていて、行列になっている場合は並ばず諦める。(そんな訳で画像のプレートは寂しい感じになっている。)

そしてベトナムのホテルの朝食には必ずと言っていいほどフォーがあるので、炭水化物にはパンを取らずにフォーをチョイス。ベトナムのフランスパンは米粉が入っていてビックリする程美味しいのだが、やはりどうしてもフォーを食べたい。そしてフォーを食べる際にスープに絞って入れるのがチャインの果汁だ。今回添えたチャインも、果皮がツルツルした大きいチャインだった。チャインの風味がたまらない。

そうして朝食を済ませて仕事に向かい、会議室の窓に好きな感じの風景が足元に広がっていたので写真を撮った。

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東南アジアやアフリカでたまに見る、民間のボロボロのサッカーフィールドは何度出くわしてもぐっとくるものがある。

仕事を終えホテルに戻り、早速ルームサービスに電話してフルーツナイフを持って来てくれ、とお願いし、チップの2万ドン(約120円)を握りしめて待っているとチャイムが鳴った。ドアを開けると、まあびっくり。フルーツナイフのみならず、ウェルカムフルーツも持ってきてくれたのだ。

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ありがとう、本当に嬉しいよ、と伝えてチップを渡して早速バナナを食べた。最高に美味しい。過去に食べたどんなバナナよりも美味しい。トロピカルな風味と味わい、程よい酸味ともっちもちの歯応え。完璧だ。小ぶりなので2つ一気に食べてしまい、皮を剥いたところの画像を撮り忘れた。それほど美味しかった。続けて前日の残りのジャックフルーツ盛合せも完食。

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次にチャインを切ってみた。

チャイン

一番下が果皮が一番ツルツルでやや熟して果皮が黄色くなっていたもの、真ん中が、次に果皮がツルツルのもの、一番上が、果皮はツルツルではあるものの、3つの中では一番ボコボコ気味のもの。

下から順に食べる。一番下は熟していた事もありジューシー。しかし、とにかく酸っぱい。酸味以外の何物でもないというか、もうケミカルに酸っぱい。種は無い。

次に真ん中。こちらは果肉の粒同士がポロポロと独立していて噛んでも果汁が出にくい。そしてこちらも非常に酸っぱい。ライムっぽい。種が無い。これはまさに、前回3月のベトナム食レポその3で書いた、「大きいチャインの果皮がツルツルしたもの」と全く同じ感じだ。

最後に一番上。食べた瞬間、美味い!と感じた。ただ酸っぱいだけではなく、味わいがある。甘味というか、風味というか。そして果汁が凄い。びしゃびしゃだ。種が沢山入っている。これはまさに、前回3月のベトナム食レポその4で書いた、フォーガー(鶏肉のフォー)に添えられていた「大きいチャインの果皮がツルツルしたもの」と全く同じ感じだ。今朝ホテルで食べたフォーに添えたチャインもこれだった。これだ、これを探していたのだ。これが一番美味しいチャインだ。

チャイン

と、感動したままのノリで頑張ってケドンドンも食べてみる事にした。皮を剥いてびっくり。まるでマンゴーのようだ。果肉は黄色い。

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画像は緑色っぽく写っているが、実物はもっと黄色い。カットしてみると、

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中の方は白っぽい。そして恐る恐る食べてみると、なんと、甘い。酸味もあるが、甘味もある。知っている小ぶりのケドンドンより味はかなり濃い。課題は果皮に近い果肉の青臭さと、種に近づくと現れる武器のような種のトゲ。

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なので、安心して美味しく食べられる部分があまり無いが、しかし、それでも食べ進められる。そうして半分を食べた。残り半分も皮を剥き、

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食べ進めながら、その味を何に例えたら良いか考えたら、なんと、ドンピシャの味があった。青リンゴ!味も食感も青リンゴそのもの。ただし、果皮近くは青臭さが強いので全く別物。なので青リンゴ味を楽しむ為にはトゲと戦いながら切って食べるしかないのだ。いや〜、大きいケドンドンがこんなに美味しいとは失礼しました、といった感じだが、もちろん栽培欲は湧かなかった。なぜなら、青リンゴを買って食べた方が安くて安定して美味しくて種も小さくトゲもなく安全だからだ。

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完食。ややいびつな形になったが、後半は結構浅いところからトゲが出てきてこれ以上切り込めなかった。種が円錐型なのか?

以上で今日の食レポを終わる。

明日は朝5時にチェックアウトし、帰国の為、ハノイ ノイバイ国際空港に向かう。