ビバ熱帯果実 in 油山

2019年春から福岡 油山で熱帯果実を栽培

<特集>ベトナム ハノイでの食レポ その3

 

3/13ベトナム 2日目のその後の話。

夕食を旧市街地にあるベトナム料理店で食べるという事で、車で移動中に現地に駐在している日本人に「屋台のフォー屋さんでは小さいチャイン、高級フォー屋さんでは大きいチャインが出てくるか?」と訊いたところ「言われてみれば確かにそうだ。」との事、車を下りて旧市街の中を練り歩いたが屋台のフォー屋さんは見当たらず。まだ明るい内だったからか?f:id:sato_meats_sato:20230313233658j:image
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f:id:sato_meats_sato:20230313233630j:imageやはり世界一住みたいのはハノイの旧市街、という20年前以来ずっと持ち続けている気持ちは間違っていなかった。素敵過ぎる。ちなみに世界一旅行に行って楽しかったのはトルコだった。

夕食後、大きいチャインと小さいチャインをどうしても味比べしたいと思い、前日に行ったロッテマートにまた行った。

エントランス脇の、ドリアンとジャックフルーツのパックを売っていたコーナーには、ドリアンのホールの果実が新たに投入されていた。f:id:sato_meats_sato:20230313234333j:image

昨日撮り損ねた別のマンゴー売り場。下にパック売りも売られていて、前日はそこから取って買った。
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そして更に奥に行くとチャイン売り場に到着。チャイン大きいチャインは1キロ600円。小さいチャインは1キロ400円。大きいチャインを選んでいると、果皮がツルツルのものとボコボコのものがある事に気づき、それぞれ2玉ずつ買った。ついでに熱帯果実が材料になっている食材も色々と買ってホテルに戻った。早速袋から大きいチャインを取り出し、小さいチャインと並べてみる。大きいチャインの上2つが果皮がツルツルしたもの、下2つがボコボコしたものだ。小さいチャインは直径2.5センチ、大きいチャインのツルツルが直径5センチ、ボコボコが直径4センチ。チャイン眺めていると、やはりそれぞれの用途をちゃんと明確にしたくなったので、昔、一緒に働いていたハノイ在住で、しかも私が宿泊しているロッテホテルの近くに自宅があるというベトナム人女性に質問を投げたら、明確な答えが返ってきた。

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質問① 屋台のフォー屋さんでは小さいチャイン、高級フォー屋さんでは大きいチャインが出てくるか。

→答え: 小さいチャインは香りが強い為、フォーの優しい風味を邪魔するので、こだわったフォーの店では大きいチャインを出す。また、冬に入って旧正月ぐらい迄の期間は小さいチャインがシーズンなのでよく出されるが、それ以外はシーズンではないので大抵のフォー屋さんで大きいチャインを出す。

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質問② 大きいチャインの中でも果皮がツルツルしたものとボコボコしたものがあるが、これらは品種が違うのか。

→答え: 同じ品種だが、一般的にツルツルしたものの方が果汁が多く果皮も柔らかい為、絞った時に果汁が多く出る。しかしボコボコしたものの方が果汁の味が濃い。しかし私(ご本人)は、ツルツルしたものの方が絞り出している感があって好きで、人によって好みは分かれる。

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との事。実際に食べ比べてみた。チャインまず大きいチャインの果皮がツルツルしたもの(上段)はとにかく酸っぱい。突き抜けている。やや苦味もあるが、突出した酸味とスッキリと爽やかな感じはまるでライム。ジントニックに使うと美味しそうだ。果肉は粒同士がポロポロと独立していて絞っても果汁が出にくい。そして種が無い。2玉ともゼロだった。これは昔からベトナムにあったものではなく、海外から入ってきた一種のライムだと思う。チャイン売り場の左横には袋に入ったライム、真下にはネットに入ったライムが売られていたのでなんらかのトラブルでライムがチャイン売り場に混入していただけの可能性もある。知り合いのベトナム人女性が教えてくれた果皮がツルツルしたチャインとはまた違うものの気がする。果汁もあまり出ないし。

次に大きいチャインの果皮がボコボコしたもの(中段)は酸味はやや穏やかで、よりスダチに似たクセがある。果汁も絞るとよく出る。そして種が多い。これは前述の果皮がツルツルしたものとは全く別ものとしか言えない。味が全然違う。ボコボコの方はスダチに似たクセがあるのでこれはチャインで間違いないだろう。

そして最後に小さいチャイン(下段)は前述のボコボコより苦味が増し、そしてスダチに似たクセも増す。種もある。というかスダチと食べ比べてみないとスダチとの違いが分からない。やはり個人的にはこれぞチャイン、と思う味だ。

買ったチャインは意地で全部食べた。深夜に酸っぱいものを食べ過ぎて胃もたれしてしまった。

 

最後に、ついでに買った、熱帯果実が材料になっている食材も袋から取り出す。f:id:sato_meats_sato:20230314011238j:image上段左はハイチュウのようなソフトキャンディのパッションフルーツ エドゥリス味。そして上段中央が「その1」の中で書いた、20年前に寝台列車で若いベトナム人男性から食べかけをもらったジャックフルーツのスナック。ロングセラー商品だ。上段右はココナッツウエハース。そして下段はパッションフルーツ エドゥリスと、白肉グァバと、トゲバンレイシのドライフルーツ。どれも楽しみだ。

 

チャインを実食しながら書いていると、いつの間にか深夜になってしまった。明朝5時半にチェックアウトしてフィリピン マニラに向かう為、急いで片付けて寝る。明日はフィリピン マニラでの食レポを書きたいと思う。