3/12にベトナム ハノイに入った。10年ぶりのハノイだ。大気汚染で街中が霧がかったように見える。
前回訪問時までは、ハノイ中を縦横無尽に走り回るバイクに乗った人達が、街の空気の悪さに皆がマスクをしているのを見て異様な光景だと感じていたが、コロナ禍を経た今、そのマスク集団を全く違和感なく感じるのがまた面白い。
宿泊しているロッテホテルからすぐのところにあるロッテマートというスーパーで早速フルーツを爆買いした。
今回一番期待したのが、まだ食べた事のないスターアップルが丁度シーズン真っ盛りなので食べれるのでは?と思っていたため、スーパーに着くなり探すと、ありました、ありました。初めて見た成熟した果実を前に、胸の高鳴りが止まらない。色がややピンクがかって柔らかくて食べ頃そうな果実を1つ選ぶ。
他にも色々と売っていた。こちら、ジャックフルーツ(パラミツ)のカット売り。
この中にでっかいコーンの粒のような形をした果実の塊が埋め込まれたようにして入っているわけだが、別のコーナーに、その果実の塊を取り出して更に小分けしたものがドリアンと並べてパック売りされていたので、ドリアン共々購入した。
こちらケドンドン。マレーシア駐在時代に散々食べて全然美味しくない事を知っているので買わなかった。
こちらマプランと龍眼。両方とも購入。特にマプランは食べた事ないので楽しみだ。
こちらは小さな白肉のグァバ。こういう小さい品種らしく、普通の白肉より味が濃いそうで、丁度食べ頃で割引になっていたのでとりあえず購入。
こちらはポメロ各種。やはりポメロは若いベトナム人女性が短パン姿で剥いたやつを食べるに尽きるので買わなかった。
こちらはパッションフルーツ エドゥリス。シワが出ていてどれも食べ頃。翌朝の朝食後に食べようと4つ購入。
こちらはアボカドといっても細長いアボカド。細長いアボカドは食べた事がないし食べ頃が売られていたので1つ購入。
こちらマンゴー各種。真ん中の段の大きなピンクのマンゴーは初めて見た。ここ以外の売り場にも色々な品種が売られていたが、カットしてパック売りされているものがあったのでそちらを購入。
最後にチャインを買った。㎏単位の量売りなのに7玉だけ袋に入れて計量コーナーに持って行くと「袋の方が重いぞ。」という顔で店員さんが機械の設定をいじって特別対応で値札を付けてくれた。
部屋に戻る。部屋にはウェルカムフルーツとして美味しそうな短小なバナナと、りんご、オレンジが置いてある。
こちらが全て。全部は食べきれないだろうが、その場合は「食べきれなかったので食べてね」とチェックアウトの時に書置きを残しておけば、ベッドメイキングの方が同僚と休憩室で食べてくれるだろう。
まず最初に食べたのはジャックフルーツ。そしてこれが今日一の驚きとなる。なんと、無茶苦茶美味しいのだ。これまで幼少期に父が栽培したものや、駐在していたマレーシア、出張先の中国南部、他、色々な国で食べてきたが、あまり美味しいものでもなかった。クセの強い香りとパンチの無い味、そしてカットして果肉を取り出す時にベタベタと手にひっつくヤニっぽい白い果肉周りの部分から来るストレス。しかし、これは美味い!あまりに美味い!どんどん食べ進む。思い出せば、20年前にバックパック旅でハノイからホーチミンまで寝台列車で移動していた時、同じ部屋?の若いベトナム人男性が、紫色のパッケージの袋に入ったジャックフルーツのスナックを食べていたが、彼が降りる際にそれを差し出し、「残りを君にあげるよ。」とくれたので食べてみると とても美味しかった。それ以来、ベトナムに行く度にジャックフルーツのスナックが売られているのを見てその時の事を思い出していたわけだが、今、走馬灯のように色々な記憶が蘇って思うに、ベトナム人が一番ジャックフルーツに向き合っているような気がする。ベトナム人はどの国の人よりジャックフルーツが好きで、ベトナムのジャックフルーツは美味しい。もしくはベトナムのジャックフルーツは美味しいからベトナム人が一番ジャックフルーツを愛している。そうか〜〜。と考えながら食べていたら完食してしまった。
次にカットマンゴーを食べたが、残念。ジャックフルーツのあまりの美味しさにマンゴー自体は美味しいのだが魅力が薄れてしまっていた。食べ比べてジャックフルーツの方が美味しかった。本当に驚きの逆転劇だ。
次に小さな白肉のグァバを食べたが、酸味と渋みが強かった。1つ食べたら十分。食べ頃に見えるが、もっとボテボテになるまで追熟させないと食べれるものでなかった。
次にマプランを食べてみた。
皮を剥くとこのような感じでマンゴーを小さくしたようなものにしか見えない。
食べてみるとものすごく酸っぱい。レモンに近いぐらい酸っぱい。これも追熟が必要そうだが、これを追熟して食べるぐらいなら普通にマンゴーでいいかな。恐らく、追熟してもマンゴーよりはかなり酸味があると思う。ただ酸味が強い分、味は濃い。
こちらは種。マンゴーのようにペラっと平たい。
次に龍眼を食べた。これも新しい気づきがあった。これまでは「龍眼はライチに似ていてライチには劣る。」としか思ってなかったが、考えを改め「龍眼はライチぐらい美味しい。」と言える気がする。なかなか美味しいではないか。ライチにそこまで味は劣らないと考え直した。
最後にスターアップルを食べた。初めてスターアップルを食べる。まずは予習通りモミモミしたら、水風船のようにぶわんぶわんになった。
そしてカット。果皮も果肉も見た目は良い。種を取り除くと中にはミルクのように乳白色の果汁が見える。
口に入れる。
イメージ的にアビウのような感じだ。
アビウよりはやや酸味があって、そしてアビウのような半乾きのタンクトップのような風味もなく美味しいが、半分食べれば十分。残り半分は「もう分かった、もういい。」のような気持ちで頑張って完食した。美味しいけど沢山は食べれないし、わざわざ食べるようなものでもない。残念。
明日は、パッションフルーツ エドゥリス、ドリアン、細長いアボカド、チャインと、ウェルカムフルーツの短小なバナナも食レポしたい。