ビバ熱帯果実 in 油山

2019年春から福岡 油山で熱帯果実を栽培

ナランジラ ( ルロ )第2号達

 

ナランジラ第1号の枝を剪定しハウスの外に捨てていたら、勝手に3箇所から新芽が出て、その下側には根が張っていたのを9月末に見つけたので、3つに切り分けて鉢に植替えた。

ナランジラ ルロ
ナランジラ ルロ
ナランジラ ルロ<2021年10月24日。上から順にA、B、Cと名付ける。>

10月末時点で油山農園の最低気温は6〜7度になっているが、全然平気なようだ。ナランジラを露地植えしている方もいらっしゃるのでそのまま外に出しておこうかとも考えたが、鉢に植替えているのでとりあえずはハウス内でこの冬を乗り越えてから、春に露地植えしてみよう。

ナランジラ ルロナランジラ ルロナランジラ ルロ<2021年11月21日。A、B、Cの順に。>

ナランジラ ルロナランジラ ルロナランジラ ルロ<2021年11月21日。A、B、Cの順に。>

2021年11月21日に、Cを若手の同時に献上した。残るはAとBのみとなる。

ナランジラルロ
ナランジラ ルロ<2022年1月3日。A、Bの順に。>

ナランジラ ルロ<2022年2月11日>

ナランジラ ルロ<2022年3月2日>

ナランジラ ルロ
ナランジラ ルロ<2022年3月20日。A、Bの順に。>

鉢からかなり根が出ていたので2つとも大きめの鉢に植替えた。

ナランジラ ルロ
ナランジラ ルロ
ナランジラ ルロ
ナランジラ ルロ<2022年5月2日>

花芽が付いた。

ナランジラ ルロ
ナランジラ ルロ<2022年5月7日。A、Bの順に。>

ナランジラ ルロ
ナランジラ ルロ<2022年6月12日。A。>

ナランジラ ルロ<2022年6月12日。B。>

Bは3つ結実している。

ナランジラ ルロ<2022年6月16日。A。>

ナランジラ ルロ
ナランジラ ルロ<2022年6月16日。B。>

ナランジラ ルロ
ナランジラ ルロ<2022年8月16日。A。>

ナランジラ ルロ
ナランジラ ルロ<2022年8月16日。B。>

ナランジラ ルロ<2022年9月25日。A。>

ナランジラ ルロ
ナランジラ ルロ<2022年9月25日。B。>

f:id:sato_meats_sato:20221012093743j:image<2022年10月10日。A。>

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ナランジラ<2022年10月10日。B。>

11月5日に遠方から同志が油山農園に来園されたので、オレンジ色に色付いた2つの果実が付いていたBを献上した。残るはAだけとなった。

ナランジラ<2022年11月6日。A。>

ナランジラ<2022年11月27日>

残ったAだが、挿木だった面影もない程根が力強く張っている。

ナランジラ
ナランジラ<2022年12月30日>

ナランジラ<2023年2月26日>

ナランジラ<2023年3月19日>

花が咲き、大量の花芽が付いた。試しに路地植えしてみた。根が冬までにしっかり張れば乗りきれるのではないだろうか。

ナランジラ
ナランジラ
ナランジラ
ナランジラ
ナランジラ
ナランジラ<2023年5月4日>

ナランジラ<2023年6月11日>

かなり広がって伸び、3m×1.5mぐらいの幅に広がっている。肥大した果実も10個ぐらい付いている。

ナランジラ
ナランジラ
ナランジラ
ナランジラ<2023年7月16日>

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f:id:sato_meats_sato:20230823141630j:image<2023年8月20日>

f:id:sato_meats_sato:20231015045807j:image<2023年10月9日>

ちょっと第1号の話になる。10月14日に落果したものを収穫した果実が、その時点では全体的に固く傷も全くなかったのに追熟をすると一箇所、打痕のようなものが後から現れた。

今年はナランジラを初めて販売する予定なので、この第2号も落果するまで完熟させても後から打痕が出ないよう、肥大した果実にネットをかけた。ネットをかけていると小さめの果実が1玉ポロっと取れてしまった。更に、作業中にいつの間にか背後の果実が1玉、落果した。落果したものにはもともと痛んでいたような跡があった。落果したものは販売できないが、ポロっと取れた果実は追熟させてから販売したい。

2玉減ってしまったが、それでもこの第2号に、ネットがけしたものがあと23個残っている。

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f:id:sato_meats_sato:20231030200155j:image<2023年10月27日>

ポロっと取れた果実を自宅にて常温追熟後、10月31日に父に収穫してきてもらったイエローストロベリーグァバとジャボチカバと一緒にカップ型の容器に入れて「トロピカルフルーツ3種のアソート」を作った。店頭200円で販売しよう。明日、出荷する。

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f:id:sato_meats_sato:20231110034918j:image<2023年10月31日。「トロピカルフルーツ3種のアソート」の裏/表。>

11月1日に出荷した3種のアソートは即日完売した。

11月5日に油山農園に行くと、果実が4つネットの中に落果していたので収穫した。販売用にポップを作って果実と一緒に写真を撮ったが、なんか暗い感じになったので作り直した。明日、印刷する。果実は家で5日ほど追熟させてから出荷予定。4つの内、一つは傷があるので3つだけ出荷しよう。

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f:id:sato_meats_sato:20231106123209j:image<2023年11月5日>

2日後の11月7日、自然落果したからか、既に香りも辺り中漂っているし、だいぶ柔らかくなった。週明けの出荷になるとシワが入り始めるだろうが、見栄えが悪いと買い手も付かなくなるかもしれないので、今週中に買って頂く事を考えると、もう出荷した方が良いと考え、パック詰めし、ラベルを貼った。ポップも印刷してラミネート加工した。店頭価格1パック150円で販売する。明日、出荷する。

f:id:sato_meats_sato:20231107231615j:image<2023年11月7日>

翌朝出荷すると、開店1時間以内に2パックとも売れたそうだ。どちらも購入されたのは女性で、POPをじ〜っと読んで買われたとの事。POPを作ってよかった。

11月11日に油山農園に行くと、果実が2つネットに落果していた。

f:id:sato_meats_sato:20231112060136j:image<2023年11月11日>

翌11月12日に油山農園に行くと、また1つ、追加でネットに落果していた。前日に落果していた2つと合わせ全部で3つ、収穫した。

f:id:sato_meats_sato:20231112223649j:imagef:id:sato_meats_sato:20231112223714j:image<2023年11月12日>

同日に収穫していた第3号達からの1つと合わせて全部で4つを、11月19日に2つずつパックに詰め、1パック店頭150円に設定し、翌11月20日に出荷した。即日完売とはならなかったが、2日後に見た時には無くなっていた。

11月25日に油山農園に行くと、また1つネットに落果していたので収穫した。

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f:id:sato_meats_sato:20231125200015j:image<2023年11月25日>

12月3日に油山農園に行くと、また1つネットに落果していたので収穫した。キズが付いていたので出荷せずに自宅用にするかもしれない。

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f:id:sato_meats_sato:20231203232232j:image<2023年12月3日>

12月4日の夜、弟が仕事の都合で福岡に帰っており1泊するという事で、前日に収穫した果実を剥いて、砂糖をかけて食べさせた。「ぐぉぉおお!大量の生唾が出る。」と言うので、美味しいか訊いたら「美味しいけど、砂糖かけなかったら強烈に酸っぱいよね。2玉150円ならリピートして買うかな。」

との事。普段は自然落果したものを収穫して、それから1週間追熟して出荷するので購入した人は収穫から10日後ぐらいに食べるだろうが、弟は翌日に食べたから、というのもあるかもしれない。

ただ2玉150円という価格の値頃感は良さそうだ。

f:id:sato_meats_sato:20231206080933j:image<2023年12月4日>

12月9日に油山農園に行くと、3つネットに落果していた。そしてもう1つ、落果してないのにシワシワになっていたので収穫した。シワシワになっていたものは帰宅後、甘いだろうと言って母に食べさせたら酸っぱかったそうだ。母はナランジラに関しては甘いとは絶対に言わなそうだ。別の既に柔らかくなっていた1つを甥っ子に食べさせたら美味しいと喜んでくれた。

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f:id:sato_meats_sato:20231210061953j:image<2023年12月9日>

11月25日に収穫した果実は、シワが出てきてしまった。実際、シワが出てきてから食べた方が美味しいのだが、見栄えが悪いので、出荷せずに自宅用で食べる事にする。

f:id:sato_meats_sato:20231210232730j:image<2023年12月10日>

翌日の朝、台所に置いていた11月25日に収穫した果実が見当たらない。母にどこかにやったか訊くと、なんと、「食べた」と言うではないか。「あまり酸っぱくなかった。」と続けた。酸っぱいとしか言わない母が自ら進んで食べるとは驚きだ。酸っぱくても食べ続ける事で段々好きになっていくのかもしれない。ナランジラが日本でウケるには、我慢比べにはなるものの、段々と浸透していくかも?と明るい気持ちになった。

12月17日に油山農園に行くと、その前数日間久しぶりの雨が降ったからだろう、5つの果実がパッカリと裂果し、ネットに落果していた。他、2つは大きな裂果なくネットに落果。その日、いつも農園に手伝いに来てくれる友人4人と私の合計5人で忘年会を予定していたので、その日農園に来ていた友人に大きく裂果していた5つと、大きな裂果はないが少し裂果しているもの1つ、合計6つを先に持ち帰ってもらい、くし切りにして砂糖にまぶして2時間ぐらい放置しておくようお願いした。

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f:id:sato_meats_sato:20231218231006j:imagef:id:sato_meats_sato:20231218233740j:image<2023年12月17日。最後の画像は右側が少し裂果しているもの。成り口辺りに小さくひび割れているのが見える。>

忘年会の時には、くし切りにして砂糖をまぶして2時間ぐらい放置していた果実は、果汁がジュースのように溶け出していて、果実はとろっぷるんになっていた。その果実をみんなで同時に食べると、美味い、美味いの大合唱だった。そしてその中の誰かが「このいい香りは苺の香りだ」と言った。いつもキウイの香りと思っていたが、苺と言われると確かに苺そっくりの香りだ。甘さはしっかり果肉に浸透していた。試しに溶け出した果汁を、ジンを炭酸水で割ったものに入れて飲むと、なんとも格別なエキゾチックな美味しいカクテルになったので、その勢いに乗って、今度はそのくし切りの果肉ごとジンを炭酸水で割ったものに入れたら、益々美味しくなった。ジントニックに入れても美味しそうだ。忘年会の面々は皆真似をして同様にして飲んで、同じく好評だった。

12月23日に油山農園に行くと、12月17日から1週間続く寒波で葉が完全にやられてしまった。幹も切ってみないと枯れ込み具合がわからない。

f:id:sato_meats_sato:20231227201053j:image<2023年12月23日>

その夜、甥っ子が来たので12月17日に収穫して裂果していなかった果実1つ+同じ12月17日に収穫した第3号のAの果実1つを切った。くし切りにした後、更に半分に切って砂糖にまぶした。まぶしていると、加水分解なのか、見る見る内に液化した。そのまま一晩寝かせ、翌朝ヨーグルトに入れて食べさせると、「具はもうないのか、具を食べたい。」と、ナランジラを食べたがったが、もう無かった。
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f:id:sato_meats_sato:20231227201056j:image<2023年12月23日。1枚目右側の大きい方が第2号の果実。>

12月29日に寒さで枯れ込んだ枝を切り落とした。

f:id:sato_meats_sato:20231231082330j:image<2023年12月29日>

翌日ダンポールで骨組みを作り、不織布のカバーを付けた。横が開いたままだが、その日は時間切れとなったので後日続きをやる。

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f:id:sato_meats_sato:20231231082255j:image<2023年12月30日>

12月31日に甥っ子達が油山農園を訪問したので、ナランジラ第2号の樹に付いていた残り3個を収穫体験させた。

まずは1つ目。ネットから取り出し、剪定バサミで収穫。

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f:id:sato_meats_sato:20240102201325j:image<2023年12月31日>

次に2つ目も同様に。

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f:id:sato_meats_sato:20240102201409j:image<2023年12月31日>

最後に3つ目。

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f:id:sato_meats_sato:20240102201440j:image<2023年12月31日>

最後にヘタをもぎ取り、毛を洗い落として完了。

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f:id:sato_meats_sato:20240102201446j:image<2023年12月31日>

持ち帰り、早速ヘタを落として皮を剥いてくし切りにした。いつもネットに落果したものを収穫し、更にそれから1週間追熟させていたので、それと比べるとかなりガシガシと硬かった。同日に収穫した第1号の果実5つと合わせ、全部で8つを1つのどんぶりに入れて砂糖をたっぷりかけてまぶした。まぶしていると12月23日と同様に液化したが、果肉が硬いせいか、あまり汁がでてこなかった。これを使って弟が新たな食べ方を発見した。テキーラを飲む時に、テキーラが口の中に残っている内にライムをかじるイメージで、先にナランジラの果肉を口に入れて、何噛みかしてまだ口にナランジラが残っている内にジントニックを飲む。すると爽やかでトロピカルな味わいとジンが交わり合い、なんともロマンチック。妹はナランジラから出た砂糖混じりの汁をジントニックにスプーン2-3杯入れるとかなり美味しいとの事。よかった。こうして弟と妹の晩酌に使われ半減したナランジラの砂糖漬けを冷蔵庫で一晩寝かし、翌日、2024年1月1日におせちの食後のデザートに、ヨーグルトに果肉と汁を入れ、親戚達に食べさせたら喜ばれた。

f:id:sato_meats_sato:20240102205642j:image<2024年1月1日>

2024年1月2日に、2023年12月30日に途中中断していた不織布のカバーを完成させた。キャンプ好きなのでテントをイメージして作ったらカッコ良い感じになった。

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f:id:sato_meats_sato:20240102212435j:image<2024年1月2日>

3月16日に、囲っていた不織布を外し枯れ込んだ枝を剪定した。何本かは根元ギリギリでまだ生きているようだ。

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f:id:sato_meats_sato:20240320102445j:image<2024年3月16日>