ナランジラやココナといったいった方面の苗をお手頃価格でネット販売されているシャンティ・ガーデンさん。入手難易度★★★⭐︎⭐︎の良質な苗を売っている。こちらで購入した苗は最初小さめだが育ちがいい。この苗は2019年4月中旬に購入。
<2019年4月20日。苗が届く。シャンティ・ガーデンさん独特の梱包形態。奥はアメイシャの苗。>
<2019年4月21日。油山に持込む。>
<2019年6月1日。露地植して40日。新しい葉が出る。>
<2019年6月9日。新しい葉が大きく広がり、1枚の大きさが手のひら大に。>
<2019年6月29日。1枚の葉が顔より大きくなる。>
<2019年8月17日。海外出張の連打で久しぶりに山に行くと動物に掘荒らされて倒れ、そこからねじれて上向きにたくましく伸びていた。掘って鉢に真直ぐ植替えた。>
<2019年9月21日。小さなツボミが見えてきた。>
<2019年11月9日。ツボミが開花寸前。>
<2019年11月23日。寒さに耐えきれなかったのか、ツボミが全部落ちてしまった。>
<2020年3月8日。ナランジラの葉のトゲはサボテンのトゲ以上に刺さると痛い。>
<2020年3月22日。2本の脇芽がたくましく伸び世代交代のようだ。>
<2020年4月26日。なんと!2本の脇芽にそれぞれ たわわにツボミが!!これから暖かくなるので、今度こそ開花・結実して欲しい。>
<2020年5月23日。ついに花が咲いた!4つ咲いているが、ツボミが20個程ついている。結実を祈りながらトマトトーンをスプレーする。>
<2020年5月31日。トマトトーンの効果あってか、既にいくつか結実したようだ。まだ花もツボミも40個以上ある。継続してトマトトーンをスプレーし続けよう。>
<2020年6月6日>
果実が無事肥大してきている。
<2020年6月14日>
根元の方をすいてやると、どんどん伸び、節々で花芽を付ける。かなり巨大化している。どこまでいくのか?
<2020年6月14日>
果実がピンポン球サイズまで肥大した。まだオレンジ色のつるっとした果皮の姿が想像できない。
<2020年6月21日>
<2020年7月5日>
更に巨大化。2メートル級。
<2020年7月24日>
<2020年8月1日>
<2020年8月11日>
<2020年8月16日>
<2020年8月23日>
一番最初に結実した果実(画像の奥側5玉)は、サイズもピンポン玉サイズから大きくならず、毛も落ちる事なくオレンジ色に色づいた。後から結実した果実(画像手前側、その他)はソフトボール大になり、色づく前に毛が落ちてきている。おそらく最初に結実した果実は不味いのだろう。
<2020年9月19日>
<2020年9月20日>
最初に結実した分ではない果実が色付いてきた。
<2020年10月12日>
<2020年11月2日>
11月末、遂にいくつかの果実の毛も落ち、緑のマダラ模様も無くなり綺麗なオレンジ色に色付いた。
<2020年11月21日>
しかし同時に、一番最初に結実した果実がピンポン玉サイズのまま、毛も落ちる事なく、ボテボテに熟して落果していた為、それらを持帰った。
<2020年11月21日。イエローストロベリーグァバとジャンボシャカトウと一緒に4つ持帰った。>
その翌日、後から結実した普通の大きさの果実達で、緑のマダラ模様が無くなり綺麗なオレンジ色のものと、まだややマダラ模様が残っているものの合わせて4つを収穫した。
<2020年11月21日>
帰宅し、早速切ってみる。甘い香りというより青臭い匂いが広がる。くし切りにし、砂糖を表面に擦込んで、ライム汁を垂らして口に入れた。正直、砂糖とライム汁が美味しいだけで、果実そのものはトマトのような青臭い風味をさせているだけで、非常に残念な感じだった。
<2020年11月21日>
なぜこうなってしまったのか。ナランジラを画像検索して出た結果を見ると、断面が違う。もっと皮が薄く、果肉にオレンジ色が入っている。なお、新たな発見は、果肉が緑色で中心部がオレンジ色のものと、果肉がオレンジ色で中心部が緑色のものがあるようだ。これらの画像と見比べて、収穫が早すぎた、という事が分かった。
では、一番最初に結実した果実はどうだろうか。
「おそらく最初に結実した果実は不味いのだろう。」と前述したが、樹上完熟して落果しているので美味しいかもしれない、と4つの内1つの皮を剥いた。剥いていると、まるでキウイフルーツのような美味しそうな香りが漂うではないか!
綺麗に剥けたものを、毒見担当者に食べさせところ、キウイフルーツのようで美味しい、という。
それでは、と残り3つも全て皮を剥いた。
<2020年11月23日。ガラスの器に入っているのが一番最初に結実した果実。それを剥いたのが白い皿の上のもの。>
口に放る。美味い。甘味はキウイフルーツ程ではないが、トロピカルな風味と、爽やかな酸味と甘味のキウイフルーツのような味。つまり、ナランジラは自然落果して食べるべし、という事だ。
後から結実した普通の大きさの果実があと3つ残っているので追熟させてみよう。それでボテボテになって食べると美味しいかもしれない。
その後、後から結実した普通の大きさの残り3つの果実が追熟完了した。トロピカルな香りが漂う。近づいて嗅ぐとキウイフルーツの香りがする。
<2020年12月10日>
収穫から3週間の追熟を経てついにカット。
<2020年12月12日>
香りの割に中の様子は収穫したての時と見た目があまり変わらない。ただ、ぐにゃぐにゃに柔らかい。まさに熟れたキウイフルーツのような感じだ。
口に入れると、なんと、酸っぱい!!収穫したての時と違い青臭さはほとんど無いが、樹上完熟し落下していた一番最初に結実した4つの果実の時のような甘さがない。つまり、樹上完熟が甘さの秘訣なのだ。
くし切りに切った残りの果実には、茶色い砂糖をたっぷり上に乗せて食べたら、トロピカルな風味と酸味に甘みが加わり美味しくなった。
よし、樹に付いている残りの果実には網をかけて、落果してから食べよう。
ちなみに、皮を剥いた時に手に付いたナランジラの香りは水洗いでは取れないようで、トロピカルなパイナップルのようないい香りをその日1日楽しめる。
<2021年1月9日>
2021年1月11日、ハウス内で作業中に、10個も落果した。内、2つはまだ緑色だった。なぜ急にいくつも落果したのか分からない。ハウス内温度の変動によるかもしれない。
<2021年1月12日。パープルグァバ2つも一緒に>
1週間後にはオレンジ色の果実が2つ追熟完了した。さすが落果したものだ。しかし、今回は前回で味をしめた毒見担当者達が食べたいと言うではないか。なので最初から茶色い砂糖をたっぷり上に乗せて食べさせたら喜んで全部完食してしまった。
<2021年1月18日>
残りのオレンジ色の6つは若手の同志やその他の方にお譲りした。まだ緑色のものが2つ残っているので、追熟させてみよう。
その後、いくつもの果実を収穫し食べた。やはり、樹上で完熟して、渋柿のようにボトボトの柔らかさ迄なったものは、とても甘くてほんの少しの酸味が爽やかさを添え、美味しい。
逆にオレンジ色になっても硬い時期に収穫、もしくは落果したものを追熟させても、シワシワになってもそこまで柔らかくなりきれず、更に酸味が強くて砂糖をかけて食べなければ食べれない。
重要なのは、樹上で柔らかくなるまで完熟させる事だ。
<2021年2月22日>
5月に入り、食べ頃の果実が幹に付いている状態で無数のツボミが付き、花も咲いている。ここ1年で分かった事は、このナランジラは四季成りで、特に春先にツボミを多く付ける事だ。
<2021年5月4日>
春先に付いたツボミが開花後、結実している。
<2021年7月5日>
<2021年7月24日>
カイガラムシが大量に付いていたので、ほとんどの葉を切落とした。
<2021年8月8日>
<2021年8月15日>
<2021年9月23日>
<2021年9月25日>
<2021年10月24日>
2021年11月20日に1個 完熟落果していたので若手の同志に献上した。
<2021年11月21日>
<2021年11月23日。また1つ完熟落果した。>
付いていた果実を全部収穫した。
<2021年12月29日>
<2022年1月3日>
<2022年3月2日>
暖かくなってきてツボミが沢山付いた。
<2022年3月20日>
下の方から新しい幹が勢いよく伸びてきそうな感じだったので、高くなった古い幹を思い切って全部短く切った。
<2022年3月21日>
新しい幹に大量の花芽が付いた。
<2022年5月2日>
いくつも結実しているが、少なくとも4つは安心できるレベルまで肥大している。
<2022年6月13日>
<2022年7月18日>
<2022年8月16日>
<2022年8月20日>
果実が色付いてきた。
<2022年9月23日>
台風に備えハウスの窓を閉める際、窓から外に張り出した幹を切らなければならず、父が切った枝に2玉、未熟果ではあったが少し色付いたものが付いていたので収穫した。追熟させてみる。
また、まだまだ花芽も幼果も沢山付いている。
<2022年9月24日>
<2022年9月25日>
10月9日に同志が油山農園に見学に来てくださったので、1玉、一番熟していた果実を献上した。
<2022年10月10日>
10月10日時点でオレンジ色に色付いた果実が4つ、肥大はしているがまだ色付いていないものが1つあったが、11月3日に見ると、その内2つは完熟して落果し、虫に食べられてしまっていた。
11月4日に、同志の農園に見学に行かせて頂いたのだが、手土産に1つ収穫した。
<2022年11月4日>
11月5日には遠方から別の同志が油山農園に来園されたので収穫頂き、持って帰って追熟して食べてもらうようお願いした。
<2022年11月5日>
これでオレンジ色に熟した果実は全て無くなり、残るは、肥大はしているがまだ色付いていないものと、小さな幼果達となった。
<2022年11月6日>
<2022年11月28日>
寒さのせいか、未熟果が落果していた。追熟させてみる。
<2022年12月29日>
<2022年12月30日>
昨年3月末と同様、高く伸びた幹を短く切っていたら、高い位置に付いていた果実が落ちてしまった。(その幹は切らない予定だった。)追熟させよう。
切った幹は全部45センチぐらいに切って鉢に土入れて挿してみた。第2号達・3号達は全部、ハウスの外に、幹を横向きに寝かした状態で置いて根が出たものだが、今回は縦に立ててみた。また、いつも暖かい時期に根が出ているので、今回は加温のハウス第1棟の中に置いた。
<2023年1月3日>
<2023年2月26日>
<2023年3月21日>
挿木していたものが全部成功したので、また長く伸びきった幹を剪定し、短く切って19本挿木した。
<2023年5月4日>
5月4日に19本挿木した内5本は、同志が遠路、油山農園を訪ねて来て下さったので献上した。(5月4日の画像の一番奥の鉢。)
<2023年5月6日>
5月4日の画像の奥から2番目の鉢を同志に献上しようと見ると、2本のみが活着していた。屋外に置いていたので朝晩の冷込みもあり活着率が良くないようだ。
<2023年6月10日>
活着しなかった3本は引っこ抜いた。その後、5月4日の画像の一番手前の鉢を見ると、1本のみ活着しているようだったので、それを先程の奥から2番目の鉢に移植して同志に献上(発送)した。
<2023年6月10日>
<2023年6月11日。5月4日の画像の手前から2番目の鉢>
<2023年6月11日>
<2023年7月17日>
<2023年8月17日>
5月4日の画像の手前から2番目の鉢は、ジャングルのように茂っていた。よく見ると2本は活着していなかったが、4本は葉が茂り、1本は根が出ていたがまだ新芽が出ていなかった。葉が茂っている4本は低い位置の葉をかいで上だけ残し、1本ずつ分けて鉢に植え替えた。根が出ていて新芽が出ていないものも小さめの鉢に植え替えた。
<2023年8月18日>
<2023年8月20日。1月3日に挿木したもの。>
<2023年10月9日。2枚目は1月3日に挿木したもの。>
1つ完熟落果していたので収穫した。いい香りだ。
<2023年10月14日>
<2023年10月15日。1枚目は、1月3日に挿木したもの、2〜5枚目は8月18日に1本ずつ分けて鉢に植替えた、葉が茂っていた4本。>
<2023年10月22日>
8月18日に鉢に植替えた、根が出ていて新芽が出ていなかった苗は、いまだ新芽は展開しない。この現象はよくある。マメイサポテも幹を切ったら以降、葉が展開せずも長らく生きていたがとうとう枯れた。成長点が切り目より下にないのだ。
恐らくこの苗も枯れないけど新芽も出ないだろう。来春まで様子を見てみよう。
<2023年10月27日>
10月14日に落果したものを収穫した果実は、その時点では全体的に固く傷も全くなかったが、追熟をすると一箇所、打痕のようなものが後から現れた。今年はナランジラを初めて販売する予定なので、落果するまで完熟させても後から打痕が出ないよう、肥大した果実にネットをかけた。ネットをかけていると小さめの果実が4玉ポロっと取れてしまった。しかし、それでもこの第1号の親株に、ネットがけしたものがあと20個残っている。
<2023年10月27日>
1月3日に挿木したものにも1つ、肥大した果実が付いているのでネットがけした。
<2023年10月29日>
1月3日に挿木したものはあまりに広がり過ぎたので、何本かの特に大きい苗を11月5日、路地の1箇所に寄せ植えした。本来なら春先に路地植えし、次の冬が来るまでの半年間に(冬でも温かい)地中深くまで根を伸ばさせ越冬しやすくする。もう11月で遅いというのが通例だが、今年は100年ぶりの異常に暑い秋と言われており、まだ朝晩は10度を切らないし昼間は30度近くある。更にこの後来る冬も超暖冬の予報となっているので、イケるかもと考え思い切って路地植えした。
もう一つ理由がある。2019年の春・夏に沖縄から購入した各種熱帯果樹の苗達の中で、たとえ寒さに弱い品種でも、暖冬だった2019年の冬を乗り切っていると、寒さが厳しい翌2020年の冬も乗り切れた。しかし2020年の春・夏に沖縄から購入した各種熱帯果樹の苗達の中で、たとえ比較的寒さに強い品種でも、初めて経験する冬が寒さが厳しい2020年の冬だったら、枯れてしまった。この例から、路地栽培するにも、まずは暖冬で耐性をつけさせるのが良い、と考えたので、今年の冬はチャンスなのだ。
話は戻すが、路地植えせずに残った何本かの苗達は、また鉢に植え直した。
<2023年11月5日>
11月11日に油山農園に行くと、2つ果実がネットに落果していた。
<2023年11月11日>
翌11月12日に前日落果していた2つの果実を収穫した。
<2023年11月12日油山農園に行くと、2つ果実がネットに落果していた。>
帰宅後、毛が付いたままの小さい方の果実は母に食べさせた。酸味は弱めだとの事。もう一つのまだ緑色が残っている方の果実は自分で食べたが、かなり酸っぱかった。
12月3日に油山農園に行くと、小さい果実が1つネットに落果していたので収穫した。
<2023年12月3日>
果実にややシワが寄っていたので、母に甘いかもしれない、と言って食べさせたら、酸っぱかったそうだ。
12月9日に油山農園に行くと、果実が7つネットに落果していたので収穫した。帰宅後、1つは12月3日に収穫したものよりシワが寄っていたので、今度は間違いなく甘いだろうと言って母に食べさせたら、それでも酸っぱかったそうだ。母はナランジラに関しては甘いとは絶対に言わないようだ。別の既に柔らかくなっていた2つを甥っ子に食べさせたら美味しいと喜んでくれた。
<2023年12月9日>
12月17日から約1週間の寒波が到来し、12月23日に油山農園に様子を見に行くと、11月5日に路地の1箇所に寄せ植えした苗達の葉がやられていた。幹もどこまで枯れ込んだか切ってみないとわからない。
<2023年12月23日>
12月29日に、11月5日に路地の1箇所に寄せ植えした苗達の幹の枯れ込んでいる部分を切り落とした。加温のハウス第1棟の中にある苗の果実が4つネットに落果していたので収穫した。甥っ子が3人県外から来ているので、帰宅後早速切って砂糖をまぶした。まず頭を落として皮を剥いてくし切りにしたら、大量の茶色い砂糖をかけてまぶす。まぶしている内に見る見る液化するのは浸透圧だろうか。これで明朝まで冷蔵庫で寝かせる。
<2023年12月29日>
2024年1月1日に親戚が集まるのでそこで皆に食べさせようとナランジラ第1号の樹に付いていた残り6個を収穫した。1つは樹に付いたままカラカラに乾燥してしまっていたので残る5個を持ち帰った。
<2023年12月31日>
早速ヘタを落として皮を剥いてくし切りにした。いつもネットに落果したものを収穫し、更にそれから1週間追熟させていたので、それと比べるとかなりガシガシと硬かった。同日に収穫した第2号の果実3つと合わせ、全部で8つを1つのどんぶりに入れて砂糖をたっぷりかけてまぶした。まぶしていると12月29日と同様に液化したが、果肉が硬いせいか、あまり汁がでてこなかった。これを使って弟が新たな食べ方を発見した。テキーラを飲む時に、テキーラが口の中に残っている内にライムをかじるイメージで、先にナランジラの果肉を口に入れて、何噛みかしてまだ口にナランジラが残っている内にジントニックを飲む。すると爽やかでトロピカルな味わいとジンが交わり合い、なんともロマンチック。妹はナランジラから出た砂糖混じりの汁をジントニックにスプーン2-3杯入れるとかなり美味しいとの事。よかった。こうして弟と妹の晩酌に使われ半減したナランジラの砂糖漬けを冷蔵庫で一晩寝かし、翌日、2024年1月1日におせちの食後のデザートに、ヨーグルトに果肉と汁を入れ、親戚達に食べさせたら喜ばれた。
<2024年1月1日>
11月5日に露地の1箇所に寄せ植えした苗達に不織布をかけるため、まずはダンポールで骨組みを作った。その後、不織布をかけてしまうと収穫がしづらくなるのでまだ1つ付いている果実を収穫した。
<2024年1月3日>
その後、不織布をかけた。テントをイメージ。満足の出来栄えなので、前、斜め前、横、後ろ、の4枚の写真を撮った。
<2024年1月3日>
11月5日に路地植えせずにまた鉢に植え直した何本かの苗達は全部生きている。
<2024年2月24日。2枚目画像左手前の1本だけ春迄には枯れそうだ。>
8月18日に植替えた、根が出ているが新芽が出ていなかった苗は、相変わらず新芽の展開なし。
<2024年2月24日>
ハウス第1棟の親株は高く伸びきっていたので剪定した。剪定した枝は一部、先鋭的な同志に献上した。余談になるが、「<特集> 手を出さないと決めた品種達」の記事の中で、「熱帯果樹ファンを2つに大分すると、コレクター系と生産者系だ。」と述べているが それとは全く別の切り口で、同志達の「熱帯果樹栽培への向き合い方」には大別して2種類ある。自分を基準にして、先鋭的か保守的かである。先鋭的な同志というのは、日本における熱帯果樹栽培の可能性を引き出すチャレンジをしている方々だ。彼らは飽くなきせめぎ合いを長年し続けていらっしゃっており、あの手この手で自らの環境でお金をかけずに栽培できる方法を模索し続けている。研究者のような方々だ。逆に保守的な同志というのは、例えば東南アジアに居住しており趣味程度に熱帯果樹を栽培されていたり、日本で立派なハウスの中でストーブをがんがんに焚いて耐寒性が高い品種を栽培されていたり。先鋭的か保守的か、はまさに目的の違いから来るものだ。もちろんどちらかに極端に振りきれている方もいれば そうでない方もいる。話は戻るが、今回登場の先鋭的な同志は極端に先鋭的である。先鋭的な同志に献上した後に残った枝は全部挿木した。
<2024年2月24日>
<2024年2月25日。前日に挿木したもの。>
<2024年2月25日。2023年8月18日に1本ずつ分けて鉢に植替えた、葉が茂っていた4本。>
2月24日に挿木したもの達は結構ダメなものが多そうだ。茶色くなってきている。
<2024年3月10日。2月24日に挿木したものの一部。>
2月24日に挿木したもの達を全部引っこ抜いて生存を確認。その後、生きているものだけを集めて一つの鉢に纏め植えした。
<2024年3月16日。2月24日に挿木したものの一部。>
<2024年3月16日。生きているものだけを集めて一つの鉢に纏め植えしたもの。>
11月5日に路地植えせずにまた鉢に植え直した何本かの苗達の内1本枯れかけていたものを切ってみると、まだ生きていた。
<2024年3月16日>
3月16日に露地の1箇所に寄せ植えした苗達にかけていた不織布を外した。
<2024年3月16日>
8月18日に植替えた、根が出ているが新芽が出ていなかった苗について。環状剥皮をやってみたら新芽が出るかとぐるりと傷をつけてみたが効果なし。しかし、頭を少し切ってみると元気だ。
<2024年3月17日>
3月16日に露地の1箇所に寄せ植えした苗達は、枯れ込んだ部分を切ると1本だけ青々としている幹があった。他は厳しい状況だが、その中の1つは、近くから新芽が沢山出ていた。根が生きているということだ。
<2024年3月20日>
朝晩が3度位迄冷え込み、出ていた新芽が枯れてしまった。
<2024年3月24日>