ハウス第1棟とハウス第2棟を行き来する際に通る場所は決まっている。その通り道の両側周辺に白肉グァバの実生苗39本を2021年9月25日に植えた。これからこの1棟と2棟を結ぶ導線をグァバロードと呼ぶ。
<2021年9月25日>
密集して植えているのである程度大きくなったら間引いて植替えが必要になるが、とりあえず2年はこのままでいいだろう。
この白肉グァバの実生苗は、佛山さんから白肉グァバの実生苗として購入したものや、いつもの台湾人のおばちゃんから白肉グァバの実生苗として購入したものの他、佛山さんから購入した接木苗の穂木部分が枯れて残った台木や、いつもの台湾人のおばちゃんが他の品種と間違って送ってきたものなど、仕入れた経緯は多岐に渡る。
今回のグァバロードは実験である。昨年2020年の冬は油山農園の最低気温はマイナス8度迄下がった。
だがイエローストロベリーグァバやストロベリーグァバは難なく乗り越えた。特筆すべきは、(ストロベリーグァバの記事に書いているが、)イエローストロベリーグァバとその他のグァバのハイブリッドグァバもこのマイナス8度に耐えたのである。
この白肉グァバが農園の厳しい冬を乗り越える事ができれば、この白肉を台木にして品種ものを接木しようと考えている。
10月中旬から朝晩の気温がぐっと低くなった。10月23日にハウス第1棟の窓を全て閉めて帰宅したが、翌朝、農園に行ってハウス内の温度計を確認すると最低室内温度が9度を記録していた。最低になったのは恐らく朝方の4時頃だろうが、閉切ったハウス内で既に10度を切っているのは驚きだ。
恐らく屋外に露地植えしているグァバロードのグァバ達の環境は6〜7度になっているだろう。
しかし今のところ大丈夫なようで、9月25日に露地植えした際に全ての幹を強剪定していたが、新芽が出て元気そうだ。
<2021年10月24日>
<2021年11月23日>
<2022年1月3日>
葉が完全に枯れてしまったので、幹を切って生存確認をすると、結局根本まで枯れ込んでしまっていた。やはりイエローストロベリーグァバやストロベリーグァバ以外のグァバには路地植えでの越冬は厳しいという事がわかった。
<2022年3月21日>