2019年6月下旬に碧海さんから購入したチェリモヤの実生苗2本。
購入前に、葉の形からどう見てもシャカトウかアテモヤにしか見えないので碧海さんに確認したが、チェリモヤとして仕入れた、といわれる。
まあ、こんな葉のチェリモヤの品種もあるかもしれないが恐らくはシャカトウかアテモヤだろう、と思いつつ、台木用なのだから試しに買って結実した果実を見てみよう、と購入した。
その後、夏から秋にかけてぐんぐん成長し、冬に葉を落とした。(園芸品種の台木用に、と考えていたので初めての画像は9ヶ月後に撮影。)
<2020年3月22日>
しかしその後、2本の内の1本が原因不明で枯死。
1本だけが残った。
<2020年8月2日>
<2020年8月12日>
<2020年9月20日>
<2020年11月22日>
昨年の冬は葉が全て落ちてしまったが、今年は寒さが厳しくハウス内の最低温度が昨年より約7度低いのに葉が落ちなかった。環境に慣れて耐寒性が上がってきているのか。
<2021年1月11日>
その後、厳しい寒さが続き葉が全て落ちてしまったが、新芽が芽吹いている。
<2021年2月22日>
葉が展開してきた。
<2021年5月3日>
葉が広がり元気になった。ツボミも7〜8個付いているが、カイガラムシがツボミにも沢山付いており恐らく結実できない。
<2021年7月24日>
よく見ると、2つ並んだ花芽の1つが咲いていた。2つの花芽に着いていたカイガラムシを綺麗に落とし、咲いている方の花弁を剥がしておしべとめしべを剥き出しにし、おしべをこさいでめしべになすり付けた。既にめしべの先の方が少し黒っぽくなっていたので手遅れかもしれないが、ダメ元で。拡大画像を見ると、まだ超小さいカイガラムシがガクの上やもう一つの花芽に沢山付いている。これは肉眼では見えない。こんな肉眼で見えないほど小さい幼虫が沢山いるので、いくら目で見て潰してもカイガラムシが減るどころか増える一方なのだ。
<2021年7月24日>
やはり人工授粉は少し手遅れだったようで結実していなかった。
<2021年8月8日>
<2021年8月15日>
またツボミが付いている。隣には開花して結実しなかったガラも見える。
<2021年9月19日>
<2021年9月23日>
<2021年9月25日>
ツボミが開いているのかいないのかよくわからない状態だったが、手遅れになるのは良くないと思い、花弁をむしっておしべをこさいで、めしべに付けた。
<2021年9月25日>
<2021年9月26日>
この分は残念ながら結実していなかった。タイミングが悪かったのだろう。冒頭で述べた、こんな葉のチェリモヤの品種もあるのか、もしくはシャカトウかアテモヤなのかの確認は来年以降になる。
<2021年10月24日>
<2021年11月23日>
<2022年1月3日>
<2022年3月2日>
葉が全部落ちてしまった。
<2022年3月20日>
枝を切ってみると、断面は青々としていたので大丈夫そうだ。
<2022年3月21日>
<2022年5月2日>
新芽が芽吹いた。
<2022年6月13日>
ツボミがいくつか付いた。
<2022年7月18日>
開いた状態で黒くなっている花弁を見つけたので、花弁を外そうとすると中に、結実した果実が出てきた。ただ、一部が変色してしまっている。ダメだろうか。あと1つ、開花を終えて花弁が落ちているものもあるが、これは付け根が茶色くなっているのでダメだろう。
<2022年8月15日>
一つ花が開ききっていたので花弁を外した。もうオシベがカラカラに乾いていたが、とりあえずメシベにペタペタ付けた。
<2022年8月17日>
更にもう一つ、開きかけのツボミがあったので、花弁を2枚むしり取って、オシベをこさいでメシベに付けた。タイミングは良さそうだが、その後 1日中雨が降っていたので、どうだろう。
<2022年8月17日>
<2022年8月18日>
生きてはいるが、葉がしっかりと展開しないので根の様子を見てみた。その際に8月17日に人工授粉した子房は落ちてしまった。
購入時、付いていた赤土を落とさずにそのまま大きめの鉢に培養土を入れて植替えていたが、どうやらそれが悪かったようで根があまり展開していない。少しだけ白くてフレッシュな根が出ている。冬に向けてしっかり根が張るように、赤土を綺麗に洗い落とし、鹿沼土と培養土を半々で混ぜた土で小さめの鉢に植替えた。
<2022年8月19日>
ここまでくれば、チェリモヤではないと断言していいのでは?
<2022年8月20日>
3つとも順調に肥大している。
<2022年9月23日>
<2022年9月25日>
<2022年10月10日>
<2022年11月6日>
<2022年11月28日>
<2022年12月30日>
<2023年2月26日>
<2023年3月21日>
<2023年5月3日>
昨年8月に付いた3つの果実は、冬の到来でもう駄目だと思って気にもかけていなかったが、春になって暖かくなると、なんと!驚いた事に再度肥大し始めている。冬の間真っ黒だったのに、肥大し新しく広がった果皮が緑色になっている。冬の間肥大が止まっても春から再開する、という事がわかった。なお、そうして見ると果実が2つしか付いていないので、いつから2つになったのか画像を辿って見ると、どうやら12月末から2月末の間に1つ落果したようだ。新芽も出ているので楽しみだ。
<2023年6月11日>
本当にスローだが、また果実が少し肥大している。
新葉も展開した。
<2023年7月17日>
7月に展開していた新葉が枯れ落ち、果実もやや小さくなって見える為、根を確認すると丁度1年前とほとんど変化なしだった。細粒の鹿沼土と培養土を、鹿沼土7割、培養土3割ぐらいの比率で混ぜ合わせた土に入れ替えた。
<2023年8月20日>
葉も果実も落ちてしまった。もうダメっぽいが、もうしばらく様子を見る。
<2023年9月18日>
残念。枯死を確認。
<2023年10月14日>