2018年8月中旬に佛山さんから購入したシャカトウの実生苗。購入時に3個の果実が付いていた。
<2018年8月21日>
シャカトウはトゲバンレイシと同じぐらい好きな熱帯果実だ。幼少期に食べた記憶もうっすらと印象がよく、マレーシア駐在中に食べてみると、なんて美味いフルーツなんだ!と感動したものだ。
そして、ついにはこのシャカトウ実生苗を購入。私の熱帯果実栽培に火を付けた苗が2本あるが、その内の1本がこのシャカトウだ。(もう1本はトゲバンレイシ第2号。)最初はどちらもバルコニーで栽培するつもりだった。
最初から付いていた3つの果実の内、1つは大きくならずにブルーベリーのような色になって終了。残り2つは果皮が裂けた為に収穫したが、まだ香りもしないし硬かったため追熟しようと置いていたらそのままカビてしまった。とりあえず食べてみておけばよかったのに。
<2018年9月24日。最後の画像はベトナムで購入したシャカトウ型のコースター(奥)と一緒に。>
その後、ネットでシャカトウの果実が売られているのを見つけ、購入してみた。
到着時にはドロドロになり潰れてしまっていた。手を汚しながら果実を指ですくい、口に運ぶと、、、なんこれ?!甘ったらしい!!!
マレーシアで食べていた甘味と酸味のバランスがとれたヨーグルトのような風味のシャキシャキ、ギュッギュッな食感の果実とは全く違い、止めどなく甘いドロドロペーストが口の中に押寄せ、数口以上はもう食べれなくなり捨ててしまった。
<2018年12月26日>
じつはこれを予想していなかった訳ではない。父も、ネットでも口々に、とにかく甘い、甘いだけ、美味しくない、沢山食べれない、など、自分の印象とは全く違うコメントに疑問を感じていたからだ。
これを食べてそれらの訳が分かった。確かにこれは頂けない。
「お前の言う、美味いシャカトウというのはアテモヤではないか?シャカトウのように見えるアテモヤもあるぞ」と父は言うが、違う。あれは間違いなくシャカトウだった。
そんな訳で、このシャカトウ苗で育つ果実に非常に関心が高まっているのだ。
そして2019年4月、四季成りジャボチカバ第1号の購入をきっかけに、油山に苗を移した。
<2019年5月19日>
6月に沢山のツボミが開花したが(平日は会社員という事もあり、)人口受粉をするタイミングが合わず、結実には至らなかった。
<2019年6月29日>
ハウスでその冬を乗り越えたが、根元の方で2つに幹分かれしていた片方の幹が枯れてしまい、なんとも寂しい姿に。2020年の復活と結実に期待している。
<2020年3月22日>
8月に入り、ツボミが肥大して今にも開花する感じだ。結実して欲しい。
<2020年8月2日>
会社員で平日はオフィスワークのため、人工受粉が出来ず、このツボミは結実ならず。
<2020年11月22日>
昨年の冬は葉が全て落ち幹も枯れ込んでしまったが、今年は寒さが厳しくハウス内の最低温度が昨年より約7度低いのに葉が落ちなかった。環境に慣れて耐寒性が上がってきているのか。
<2021年1月11日>
その後、厳しい寒さが続き、ほとんどの葉を落としてしまった。しかし、新芽が芽吹いているので大丈夫そうだ。
<2021年2月22日>
<2021年2月23日>
新芽と一緒に大量の花芽が付いて来た。
<2021年5月3日>
葉が展開したが、小さな葉が沢山付いたような感じで健康的でなかったので、強剪定し一新した新芽を伸ばす作戦に出た。
<2021年7月24日>
強剪定した事で出てきた新芽と一緒にツボミが20個以上付いてきた。それにしても葉の感じが気になる。これから大きく広がればいいが。
<2021年8月7日>
<2021年8月11日>
<2021年8月15日>
<2021年9月23日>
<2021年9月25日>
<2021年10月24日>
<2021年11月22日>
<2021年12月31日>
<2022年3月20日>
<2022年5月5日>
<2022年6月13日>
<2022年7月18日>
<2022年8月16日>
生きてはいるが、葉がしっかりと展開しないので根の様子を見た。購入時、付いていた粘土質の土を落とさずにそのまま大きめの鉢に培養土を入れて植替えていたが、どうやら粘土質の土から外に根が展開していないようだ。粘土質の土を割ってみると、白い新鮮な根は無いし、毛細血管の網の目のような根もなければ、そもそも長い根がない。冬に向けてしっかり根が張るように、粘土質の土を綺麗に洗い落とし、鹿沼土と培養土を半々で混ぜた土で小さめの鉢に植替えた。
<2022年8月19日>
少し状況が改善した。
<2022年9月25日>
<2022年10月10日>
<2022年11月6日>
<2022年11月28日>
<2022年12月30日>
どこまで生きているか確認した。
<2022年12月31日>
<2023年2月26日>
<2023年3月21日>
残念。枯死を確認。
<2023年5月4日>