2019年11月月初に1苗と11月末に7苗をヤフオク!で台湾人の方から購入したイエローピタヤの苗。
この台湾人の方は、カカオ フォラステロの苗やカカオポッド(カカオ 第1号の中で記述)、また台木用の白肉グァバの実生苗を何十本も購入させて頂いている、親切なおばちゃんだ。(ご本人が、私はお婆婆です、て言うもんで。)
購入時には「接木 1 苗31cm前後」「接木7 苗 (40cm前後)」という表記だったが、植替え時に折れたものも刺しておいたらそれも元気に伸びた。5つの鉢に分けて植え、鉢達をハウスの柱の周囲に配置した。
<2020年3月22日>
しばらく経って自由気ままに伸びてくると1本1本の個性が出てくる。そうすると疑惑も出てくる。
イエローピタヤというものは細い三角形で長く伸びるという認識だが、かなり太いペラペラの三角や、四角いものもある。毛のように細いトゲがボーボー生えた小ぶりで肉感のある三角のものもあり、これは(イエローピタヤではない)台木から伸びたものかな?と見ると、「黄」とペンで書かれた、接木でいう穂木の部分から伸びているではないか。
<2020年6月7日>
しかしシャンティ・ガーデンさんがヤフオク!に出品されているイエローピタヤもかなり太いペラペラの三角形に近い感じなので、これも有りなのか?
と、分からないのでとりあえず結実する迄このまま育てる。
<2020年7月5日>
<2020年8月2日>
<2020年8月7日>
<2020年8月16日>
<2020年8月23日>
<2020年9月20日>
<2020年11月22日>
<2021年2月22日>
かなり高くなったので、そろそろ折り返す為の水平方向の棒を柱に付けてあげよう。
<2021年5月3日>
頂上が横に伸びてきている。折り返す為の水平方向の棒を柱に付けようと考えていたが、もうこのまま折り返してもらおう。
<2021年7月24日>
<2021年8月11日>
上から垂れてきている部分の先の方をよく見ると花芽が付いた形跡がある。カイガラムシ被害で花芽が枯れてしまったようだ。
<2021年8月15日>
<2021年9月23日>
<2021年9月25日>
<2021年10月24日>
<2021年11月23日>
<2022年1月3日>
花芽らしきものが色々な所から沢山出てきた。
<2022年2月3日>
<2022年2月11日>
ただの新芽だった。
<2022年3月2日>
<2022年3月21日>
<2022年5月5日>
<2022年6月13日>
花芽が2つ付いた。A、Bと名付ける。
<2022年7月16日。手前(下)がA、奥(上)がB。>
A(手前側)はかなり肥大した。
<2022年7月18日>
Aは更に長く伸びた。Bは枯れてしまった。AとB同じ根元から枝分かれして伸びたところにそれぞれ付いているので、まずは1つだけ、という苗の意志か。
<2022年7月23日>
Aの花芽が明日にも咲きそうだ。
<2022年7月26日>
Aの花が咲き終えている。咲いた様子は見れなかったが、自然受粉できているようだ。花の付け根がやや膨らんでいるように見える。
<2022年7月30日>
3つ目(C)と4つ目(D)のツボミが付いた。
<2022年8月4日。C、Dの順に。>
Aは無事に肥大している。後から付いたC、Dのツボミも順調だ。
<2022年8月7日。A、Dの順に。>
Aの果実が肥大してきて違和感を感じる。イエローピタヤではなく、普通のドラゴンフルーツのような気がしてきた。
後から付いたCとDのツボミは今にも咲きそうだ。更に5つ目(E)のツボミが付いている。
カイガラムシ被害が酷い。抹殺せねば。
<2022年8月11日。A、C、D、Eの順に。>
カイガラムシを徹底的に除去した。6つ目(F)と7つ目(G)のツボミが増えた。Fは、7月に小さい花芽の内に枯れてしまったBの隣に付いた。
<2022年8月13日。A、CとD、E、F、Gの順に>
ついにCとDのツボミが同時に開花した。もの凄い迫力だ。それにしても、タコの脚のようなもの(メシベか?)が、モップのようなもの(オシベか?)の中心にないのは不思議だ。
とりあえず、モップのようなものの中に2つの花交互に人差し指を突っ込んでかき混ぜて、2つの花のタコの脚のようなものに交互になすりつけた。
<2022年8月15日。朝8時。Cの花芽をズームイン。>
<2022年8月15日。正午12時。>
<2022年8月15日。夕方16時。>
D(下)は子房の辺りがふっくらしたが、C(上)はしない。Dだけ結実したのか。
<2022年8月16日>
Fも B同様に小さい花芽の内に黒ずんで枯れてしまった。Gはやや黄色っぽい。
<2022年8月20日。A、CとD、E、BとF、Gの順に。>
悪い予感的中。Aはやはり普通のドラゴンフルーツだった。2019年11月に苗が届いた時点で既に違和感があったわけだが、果実が肥大してきた8月中旬に更にほぼ確信に変わっていた。そしてついに赤く色づいたものだから間違いない。残念。ただし、この第1号達は全部で8苗あるわけだが、それぞれ見た目が違うので、中に本来のイエローピタヤが混じっているかもしれない。今付いている他の花芽達に期待しよう。
<2022年8月24日>
カラスに食べ散らかされてしまった。根本の方をヤられたので、その先が危ない。挿木して根を新たに出させて復活を試みる。
<2022年8月24日>
Aが十分に赤くなった。
それと、Eを差し置いて、黄色っぽいGが小さいのに先に咲いた。このGは他と品種が違うのだろう。
<2022年9月5日。A、E、Gの順に。>
Aの果実は収穫時期を逃してしまい、腐らせてしまった。Cはやはり結実していなかった。Dは赤く色付いた。Eも咲いたが結実せず。やや黄色っぽかったGも結実しなかった。
<2022年9月23日。D。>
今までの7つの花芽と様子が違う花芽が2つ(HとI)付いた。同じ幹が2つに枝分かれした、それぞれの先に1つずつ付いている。しかもこの幹が、他の第1号達の幹と比べ細いのでもしかするとようやく本当のイエローピタヤかもしれない。楽しみだ。
<2022年9月24日。H、Iの順に。>
Dを収穫した。
<2022年9月25日>
収穫した果実を切ってみると赤肉だった。食べてみると結構甘味があってなかなか美味しかった。ただ、やや渋みがあった。少し早ちぎりだったか。<2022年9月26日>
やはりHとIは全く別物だ。これぞイエローピタヤの花芽だと言って間違いない。また新しくついた花芽(J)と見比べても全く違う。
上に伸びていた幹は全部下向きに曲げて固定した。
<2022年10月10日。H、I、J、全体の順に。>
残念ながらHとIは寒さで取れてしまったようだ。Jは花が咲き終えているが、子房の辺りがふっくらしていないので結実してなさそうだ。
<2022年11月6日。Jと全体。>
やはりJは結実してなかった。次は来年か。
<2022年11月28日>
<2022年12月30日>
<2023年2月26日>
<2023年3月21日>
<2023年5月6日>
奥飛騨温泉郷の温泉熱を利用したハウスで栽培されているイエローピタヤをインターネットで購入してみた。思っていたより果実は大きい。切ると果皮が非常に薄く、果実の大きさと合間ってなかなか食べ応えがある。カレースプーンひとさじで半分食べれるぐらいの果肉量かと勝手に想像していたので嬉しい誤算だった。
<2023年6月10日>
食べてみると、優しくて上品な甘味、アセロラやレモンキャンディのようなビタミンCが豊富な印象を受けるほのかで爽やかな酸味、美味しい。食べ応えと合わせて考えれば栽培する価値は十分ある。これを不味いという人はまずいないだろう。モチベーションが更に高まった。
<2023年6月11日>
イエローピタヤではなく普通のドラゴンフルーツの花が1つ(K)咲きおわって萎れていた。
<2023年7月14日>
<2023年7月17日>
7月30日に、毎日油山農園で果樹栽培している父から画像が届いた。 Kが結実していたようだ。
そしてさらに、8月10日に父から別の画像が届いた。また普通のドラゴンフルーツの花が1つ(L)咲いたそうだ。
<2023年8月10日>
8月12日に油山農園に入りハウス内を見ると、Lの咲きおわって萎れたものの他にもう1つ(M)咲きおわって萎れたものがあった。
<2023年8月12日。L、Mの順に。>
Lが結実してそうだ。Mは子房が黄色くなったので結実してなさそうだ。そして、数日の内に咲きそうなツボミNと、他に11個(O〜Y)も小さいツボミが付いている。全部普通のドラゴンフルーツのツボミだ。
<2023年8月16日。 K。>
<2023年8月16日。L。>
<2023年8月16日。M。>
<2023年8月16日。N。>
<2023年8月16日。左からO、P、Qの順に。>
<2023年8月16日。R。Lのすぐ上に付いている。>
.<2023年8月16日。S。>
<2023年8月16日。T。>
<2023年8月16日。U。>
<2023年8月16日。左から順にV、W、X、Yの順に。>
<2023年8月17日>
朝見ると、Mが落ちていた。
<2023年8月18日>
Kが完熟したので8/19〜8/20で農園でキャンプ泊をした仲間の朝食に、収穫させ、皮を剥かせ、食べさせた。甘くて美味しいと喜んでくれたし、手に付いたショッキングピンクの色が水で洗っても落ちない、とはしゃいでくれた。幸い真っ白いシャツには付けてなかった。
<2023年8月20日>
Lの果実も肥大が進み、Nのツボミもあと2、3日で咲きそうだ。その他11個だったツボミの数は1つ(Z)増えて12個になった。
<2023年8月20日。L。>
<2023年8月20日。N。>
<2023年8月20日。左からO、P、Qの順に。>
<2023年8月20日。R。Lのすぐ上に付いている。>
<2023年8月20日。S。>
<2023年8月20日。T。>
<2023年8月20日。U。>
<2023年8月20日。左から順にV、W、X、Yの順に。>
<2023年8月20日。今回追加になったZ。Tのすぐ上に付いている。>
Nは花が終わり子房がすでに肥大していた。PとR、S、Uの花が終わったばかりだった。その他はツボミが肥大する前に枯れてしまったようだ。
<2023年9月3日。上がRで下がL。>
<2023年9月3日。N。>
<2023年9月3日。P。その左にO、右にQのツボミが肥大せずに枯れた跡が見える。>
<2023年9月3日。S。>
<2023年9月3日。U。>
Lが色付き始めた。
<2023年9月9日。上がRで下がL。>
<2023年9月9日。N。>
<2023年9月9日。P。>
<2023年9月9日。S。>
<2023年9月3日。U。>
そして新たなツボミが8つ付いた。その内6つ(AA〜AFは普通のドラゴンフルーツ、2つ(AG、AH)はイエローピタヤだ。
<2023年9月9日。AA、AB(左)とAC(右)、AD、AE、AF、AG、AHの順に。>
Lが完熟したので、いつも手伝いに来てくれる友人に収穫させ食べさせた。「甘くてさっぱりしていてジューシーで美味しい。」との事。よかった。
<2023年9月16日>
R、N、P、S、Uも無事に肥大している。ツボミ達の内、AC、AEは特に黄色く、AD、AFもやや黄ばんできているのでこれらは開花前に落ちてしまいそうだ。
<2023年9月18日。R、N、P、S、U、AA、AB、AC、AD、AE、AF、AG、AHの順に。>
AAとABが同時に咲いた。
<2023年9月23日。AAとAB、AA、ABの順に。>
AC、AD、AE、AFは案の定枯れた。
<2023年9月23日。AC、AD、AE、AFの順に。>
<2023年10月9日。R(奥)とN(手前)。>
<2023年10月9日。R(右)とN(左)。>
10月9日にRとNを収穫し、ジャボチカバも収穫して、あと前日に収穫したイエローストロベリーグァバ(ハイブリッド)を8つパックに詰めたものを紙袋にいれて叔母に献上した。後日美味しかったとお礼の電話があったが、一番美味しかったのはジャボチカバだったようだ。AAは結実しなかったがABは結実・肥大している。
<2023年10月9日。叔母に献上したトロピカルフルーツセット、P、S、AB、AG、AH、全体の様子、の順に。>
<2023年10月14日。U。>
Pを収穫して持ち帰った。冷蔵庫で冷やして明朝母に食べてもらおう。
<2023年10月14日。P。>
Pを翌15日の朝に母が食べたが、大きすぎて食べきれないと、父と私にも切って分けた。甘味も酸味もほのかで、やはり普通のドラゴンフルーツは味がやや薄い。
父にお願いして10月16日にSとUを収穫して来てもらい、2個を1パックに詰めてラベルを貼った。
これが2019年から熱帯果樹栽培を初めて以来、ストロベリーグァバ&イエローストロベリーグァバ、ジャボチカバ、アメイシャに次いで4つ目の出荷である。1パック店頭価格300円で、JAの直売所(道の駅のようなところ)に翌10月17日の朝、出荷する。
<2023年10月16日>
AHが黄色くなってしまった。もうダメかもしれないがそのまま様子を見る。
<2023年10月21日。AB、AG、AH、の順に。>
その後、AHはポロっと取れてダメだった。AGは順調だ。
<2023年10月29日。AG。>
AGが今にも咲きそうだ。
<2023年11月5日>
11月7日にAGが咲いたと、毎日油山農園に行っている父から教えてもらった。
11月11日に油山農園に行くと、AGは咲き終えていた。ABはなかなか肥大が進まず赤くならない。冷え込んできたからだろう。
<2023年11月11日。AG、ABの順に。>
ABがようやく色付いてきた。
<2023年11月25日。AB、AGの順に。>
ABは無事、赤くなった。AGは残念ながら黄色くなって落ちてしまった。
<2023年12月3日。AB、AGの順に。>
ABは完熟していたので、手伝いに来てくれていた友人に収穫させ持ち帰らせた。
<2023年12月10日>
ABを持ち帰った友人はLを食べた友人と同一人物だが、「Lはあんなに甘かったのにABは味が薄かった。」という感想を伝えてくれた。晩秋に収穫したフルーツはゆっくり熟すので甘い、とよく言われているが、それは熱帯果実には該当しないのかもしれない。
<2024年2月23日>
<2024年2月25日>