ビバ熱帯果実 in 油山

2019年春から福岡 油山で熱帯果実を栽培

アヒルの卵ライチ 第1号

 

2019年4月中旬に佛山さんから購入したアヒルの卵ライチの取木2年苗。花芽付きだった。

アヒルの卵ライチアヒルの卵ライチ<2019年4月21日>

佛山さんが販売されているライチやグァバの苗は恐らく台湾から仕入れられていると思われる。(あくまで私見。)

佛山さんがそれらの台湾名の日本語訳に苦心されているのが伺えるが、これもその1つではないか、と思う。

こちらは台湾名で「鵝蛋荔枝」で、訳すと、ガチョウの卵ライチである。しかし、日本ではアヒルの卵ライチ、もしくはアヒル卵ライチ、が共通の呼び名になっているが、誰が最初にガチョウをアヒルにしたのか、だ。そしてその理由も、ガチョウが日本人にあまり馴染みがないからか?

私は佛山さんがこれまで大量にこの品種の苗をアヒルの卵ライチと名付けて販売したため、それが日本で定着し、タキイネット通販さんや、ゆす村農園さんまでその名にして販売されているのでは、と勝手に思っている。

話はアヒルの卵ライチ第1号に戻るが、花が枯れた頃には多く結実していた。

アヒルの卵ライチ
アヒルの卵ライチ<2019年6月1日>

しかし、生理落下が進む。
アヒルの卵ライチ<2019年6月9日>

アヒルの卵ライチ<2019年6月29日>

最後には1つだけとなってしまった。

アヒルの卵ライチ<2019年8月4日>

アヒルの卵ライチ<2019年8月17日>

この後、仕事で長期海外出張中に樹上完熟したため、父に収穫して食べてもらった。感想は、美味しかった、との事。

そもそも、ライチは美味しいけれども既に流通が進み、「アセロラ第1号」のブログで述べたように普段味わえないような魅惑の味ではないので興味がなかったが、父がライチの油山農園での栽培に非常に関心があったためこの苗を購入したのだ。

父は熱帯果実の栽培・研究をしていた経験から、この苗がある程度大きくなる頃には地球温暖化と相まって、油山農園で路地植え収穫が可能になる、と言っている。

2020年は、ハウス内の温度が高すぎたのか、花芽が付かなかった。

アヒルの卵ライチ<2020年3月22日>

アヒルの卵ライチ<2020年8月2日>

アヒルの卵ライチ<2020年8月23日>

アヒルの卵ライチ<2020年9月20日>

アヒルの卵ライチ<2020年11月22日>

花芽が沢山ついた。

アヒルの卵ライチ
アヒルの卵ライチ<2021年1月11日>

1月に付いた花芽は寒さで枯れてしまったが、また新たに花芽が出てきて大量に付いた。

アヒルの卵ライチ<2021年2月22日>

ざっと見ても100個は結実している。この内いくつ無事に肥大するかだ。ただ、気になるのはカイガラムシ。果実にカイガラムシが結構付いている。

アヒルの卵ライチ
アヒルの卵ライチ<2021年5月2日>

結局、カイガラムシ被害で1つ残らず果実が朽果ててしまった。

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f:id:sato_meats_sato:20210812003352j:image<2021年8月9日>

冒頭で述べていたが、父がもうこの苗は路地植えしていいサイズになったので路地植えしようと言うので、とりあえずダメ元で路地植えしてみた。

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f:id:sato_meats_sato:20210927151808j:image<2021年9月24日>

f:id:sato_meats_sato:20211022210133j:image<2021年10月22日>

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f:id:sato_meats_sato:20211230165522j:image<2021年12月28日>

どうやら厳しかったようだ。

f:id:sato_meats_sato:20220322201750j:image<2022年3月20日>

枯れた幹を上から少しずつ切っていったが、結局根本の方まで枯れてしまっていた。

f:id:sato_meats_sato:20220322201747j:image<2022年3月21日>

取木なのでまだ根が生きているかもしれないので、しばらくこのまま様子を見る。

f:id:sato_meats_sato:20220505111333j:image<2022年5月2日>

f:id:sato_meats_sato:20220615234701j:image<2022年6月12日>

f:id:sato_meats_sato:20220721104931j:image<2022年7月18日>

枯死を確認。

f:id:sato_meats_sato:20220820072035j:image<2022年8月19日>