ビバ熱帯果実 in 油山

2019年春から福岡 油山で熱帯果実を栽培

アセロラ 第1号

 

2020年4月初旬に佛山さんから購入したアセロラの苗。ハワイ種 大実 甘味系 結実中 と謳われていた。

アセロラ<2020年4月18日>

アセロラ程有名な熱帯果実の苗を、なぜ油山で熱帯果実栽培を初めて1年後になる迄購入しなかったのか?

それは誰もが美味しいと言う熱帯果実しか興味がないからである。しかも、普通に美味しいではなく、普段味わえないような魅惑の味で美味しいものがなお良い。

例えばパンノキ、マウンテンアップル、セイロングーズベリーレンブ、グルミチャマ、サラカヤシ、サポジラは美味しいという人もいるが、不味いという人が多いので興味がない。こういう場合、不味いというコメントの信用度は高く、美味しいというコメントは信用度は低い。また、果実を加工せずに生食で美味しいものしか興味がない。(砂糖をかけて食べるのは、アリ。)

不味いというコメントの信用度についてもっと具体的にいうなら、渋みや、えぐみ等のネガティブな癖が強くて不味いと書いてあれば本当に不味いし、味が薄いとか、酸味がなく甘いだけなどによる不味いも、本当に不味い。酸っぱくて食べれないと書かれている場合は、レモンは不味いか?の観点で解釈すれば、美味しい場合がある。

それをいうなら、スターフルーツやピタンガ、アセロラも悪名高いが、スターフルーツはカレー、ピタンガはカワハラブラック、など特定の園芸品種に限って美味しいとあると、その園芸品種には手を伸ばしてしまう。

アセロラもハワイ種の甘味系は美味しいとあるのをみて、ほぼ信用してなかったが、この第1号の苗が実付きで安かったので試しに購入してみたのである。

もう少し興味がないものをあげると、バナナ、マンゴー、ライチ、パパイヤ、ドラゴンフルーツは美味しいけれども既に流通が進み、冒頭で述べたように普段味わえないような魅惑の味ではないので興味がない。

しかし、バナナでいうならライチバナナ、島バナナ(まだ食べた事ない)、マンゴーでいうならキーツマンゴー、パパイヤでいうならマンゴーパパイヤ(まだ食べた事ない)、ドラゴンフルーツでいうならイエローピタヤ(まだ食べた事ない)のように美味しい(もしくはそう言われている)品種を特定して栽培している。

あとは、似たようなものがあり、それに劣るものも興味がない。例えばランブータンロンガン、バンリュウガンはライチにはかなわない。ランサやドゥクはロンコンにはかなわない、など。

種子を食べるものも興味がない。カシューナッツマカダミアナッツ、アーモンドなど。カカオは果肉に興味あり。

最後に、かなり美味しくて大好きなのに、栽培に興味がないのは、ドリアンとマンゴスチン。どちらも、年間を通して30度前後ないと結実しない。ドリアンの方がやや難易度は低いが、結実する頃には樹木の大きさがハウスには入らない。沖縄なら可能性があるが、それでも難しい。マンゴスチンは、父が昔、熱帯果実の栽培・研究をある公的施設で行っていた頃にハウスで結実に成功しているが、国民の税金でボイラーを真冬ボンボン焚き続けて年中30度を維持し続けた結果だ。個人栽培では樹木は育っても永遠に結実しないわけだ。

と、アセロラに関係ない話をつらづらと書き続けたが、さて、このアセロラ ハワイ種 甘味系のお味は?

アセロラ<2020年4月18日>

パクり、と口に入れる。ふむ。

甘いというより酸っぱい。完熟しているものの、渋みがある。アセロラジュースで味わった事のある味だ。美味しいか? まあ、美味しい。しかし、食べなくても良い。

しかし!

女性の評価は全く違う。美味し〜、美味し〜、アセロラジュースの味だ、幸せ〜と喜ぶではないか。付いていた残り2つの果実をペロリと食べてしまい、また食べたいという。ん〜。頑張ってまた結実させよう。

そう思っていると、ツボミが付き始めた。

アセロラ<2020年6月13日>

そして開花。

アセロラ<2020年6月19日>

無事に大量に結実したようだ。

アセロラ<2020年7月5日>

一気に肥大。

アセロラ<2020年7月12日>

1週間前にはまだ緑色だった果実があっという間に完熟して下にボトボト落ちていた。慌てて収穫。

アセロラ<2020年8月1日>

収穫したと思ったら翌週にはまた次の回の花が開花。アセロラって回転早いな。

アセロラ<2020年8月9日>

と思っている内に、結実して果実が肥大し始めていた。驚きのスピード感だ。

アセロラ<2020年8月16日>

更に1週間で十分に肥大、この数日後には収穫だ。

アセロラ<2020年8月22日>

アセロラ<2020年8月23日>

アセロラ<2020年11月22日>

アセロラ<2021年1月11日>

アセロラ<2021年2月22日>

アセロラ<2021年5月3日>

花が沢山付いた。最初は赤ピンク、日が経つにつれ、色が白くなるようだ。

アセロラアセロラ<2021年5月29日>

花が沢山付いているが、カイガラムシ被害が酷い。

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f:id:sato_meats_sato:20210726104053j:image<2021年7月24日>

カダンセーフでカイガラムシを一掃した。花芽もついているが、いくつかは既に結実している。

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f:id:sato_meats_sato:20210813160422j:image<2021年8月12日>

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f:id:sato_meats_sato:20211002035603j:image<2021年9月23日>

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f:id:sato_meats_sato:20220322235010j:image<2022年3月20日>

f:id:sato_meats_sato:20220505224839j:image<2022年5月5日>

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f:id:sato_meats_sato:20220616005126j:image<2022年6月13日>

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f:id:sato_meats_sato:20220813160354j:image<2022年8月12日>

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果実が一つ落果してしまった。あと4つ付いている。

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果実は完熟したのを父が食べたそうで、感想は「酸っぱかった。」との事。

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果実が樹上完熟して落果していた。拾ってみるとダンゴムシにかじられていた。

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f:id:sato_meats_sato:20221010055622j:image<2022年10月8日>

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1つ果実が落ちていたので食べてみると、酸っぱくて渋かった。もっと熟さないといけないのだが、寒さで落ちたのかもしれない。

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f:id:sato_meats_sato:20221202091317j:image<2022年11月27日>

f:id:sato_meats_sato:20221230121352j:image<2022年12月30日>

12月末にほとんど葉が落ちてしまったのが、実は大問題だったという事を見落としてしまっていた。寒さで葉を落としていると考えていたが、2月末に樹を見ると、どうも完全に枯れている。上から順に切っていくと、剪定バサミで切れるところまでは枯れ込んでいた。それ以上切り詰めなかったが、枯死したかもしれない。過去2回の冬の様子を遡って見ると葉が普通に残っている。つまりこの冬12月末に葉がほとんど落ちてしまったのは、何か別の問題が発生したという事だ。このまま春まで様子を見る。

f:id:sato_meats_sato:20230302161221j:image<2023年2月26日>

枯れている部分を上から切り詰めていくと、結局根元まで来てしまったので、根を切ってみるとやはり枯れてしまっていた。枯死を確認。秋に最後にあげた肥料があたったのかもしれない。

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f:id:sato_meats_sato:20230320121105j:image<2023年3月19日>